●若者が遊ばなくなっている?レジャー白書2007 (2007年07月31日)
財団法人社会経済生産性本部・余暇創研がとりまとめた、レジャー白書2007〜余暇需要の変化とニューツーリズム〜が、同本部のサイトに掲載されています。この白書は、日本における余暇の実態を需要・供給の両面からとりまとめているものです。
レジャー=動物園は昔の話? ( Photo by (c)Tomo.Yun )
余暇市場は近年減少を続けており、特にパチンコなどのギャンブル系が大きく減少しています。逆にゲーム機市場は、新しい家庭用ゲーム機の発売・大ヒットにより増加しています。
年代別に90種目について参加率をみると、10〜30代は数値は高いのですが、近年は低下が目立っています。特に10代はピーク時からの数値の落ち込みがもっとも多く、レジャー離れがすすんでいるとみられます。逆に60代は参加率の水準は低いものの、低下は小さくとどまっています。
年代別 余暇活動平均参加率の推移
部門別にみると、やはり好調なのは「テレビゲーム」でした。他にも、「外食」「園芸・庭いじり」「トランプ」「ジョギング・マラソン」など、比較的手軽に、近場で楽しめるレジャーは人口数が変わらないか、伸びています。逆に「ドライブ」「動物園・植物園・水族館・博物館」「遊園地」などは参加人数がのびなやんでいます。ドライブなど、自家用車を利用するレジャーは、近年のガソリン高騰がひびいていると考えられます。
スポーツ、特にフィットネスは好調で、ウェアなど物品の購入ものびています。趣味・創作部門は前年に比べて減少していますが、デジタルカメラや液晶テレビ、音楽配信などの市場は好調でした。
団塊世代の大量退職などで、高い年齢層をターゲットにしたレジャーは今後企業側も力をいれると考えられます。しかし今回の結果を見ると、比較的自由な時間が多いと思われる若年層を取り込む努力が、市場の活性化に必要なのかもしれません。
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投稿者 kksblog : 2007年07月31日 06:54