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喘息やアレルギー疾患の治療薬開発の可能性高まる!? (2007年07月27日)

理化学研究所が、喘息やアレルギー疾患に効く薬を開発する可能性が出てきました。

drug20070727.JPG
by Morguefile terms

米国ハーバード大学ブリガム婦人病院と共同で、喘息や炎症をを引き起こす物質であるロイコトリエンC4をロイコトリエンC4合成酵素が合成する仕組みを解明しました。そしてこの働きを抑える薬剤を作るために役立つロイコトリエンC4合成酵素の特徴的構造を明らかにしたのです。

ロイコトリエンC4合成酵素は、膜の上に3つが正三角形の頂点になるように集まっていて、そのV字型の空間が酵素として働く(触媒)活性の中心的な場所であることがわかりました。つまり、ロイコトリエンC4合成酵素が炎症免疫における強い病理や生理反応を引き起こすロイコトリエンC4 生合成のキー酵素であることから、ロイコトリエンC4 はこの空間で結合によって産生されるのです。そしてこの構造解析を元に、喘息やアレルギー疾患に対する新たな作用を持つ抗炎症・抗アレルギーの薬の候補になる新しい合成分子が提案されたのです。

喘息や花粉症などのアレルギー疾患には絶対に有効である薬が未だ開発されていません。1日でも早く新たな効用を持つ薬の開発が待たれます。


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投稿者 kksblog : 2007年07月27日 07:33


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