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教育費をきりつめる?日本銀行の生活意識アンケート (2007年07月27日)

「生活意識に関するアンケート調査」第30回調査の結果が日本銀行サイトにアップされました。このアンケートは日本銀行が四半期ごとに行われるもので、全国の20歳以上の4千人を対象に、年に4回行っているものです。

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アンケートのタイトルにもあるように、回答者の生活に対する実感を尋ねる質問が中心となっています。この中で、1年前とくらべて支出が「増えた」「変わらない」と答えた人をあわせると、全体の約8割になります。しかし教育費などの支出のうごきを見ると、「増えた」と答えた人はわずか1割、3割強の人が「減った」と答えているのです。

社会全体の景気、くらしにゆとりがあるか、という質問を見ると、「変わらない」が半数をこえるものの、「悪くなった」「ゆとりがなくなった」という答えを合わせると、9割にもなります。ニュースでは「景気が上向いている」と耳にすることが多くなってきましたが、生活に関しては必ずしもそうは言えないことがわかります。

それでは、支出はどう変わったか、という質問については、「減った」よりも「増えた」が多くなっています。このうちわけについては「生活関連の物やサービスの値段が上がった」という回答が多くなっており、支出の項目は変わっていないのに、額は大きくなったという状況がうかがえます。支出が「減った」と答えた人のうちわけを見ても、「収入が減った」「収入増が見込めない」人が多数でした。

このように、生活に対する「ゆとり」が感じられない、景気の上向きが消費者まで行き渡っていない状況で、生活費や教育費といった、くらしの基盤になる支出をひかえている動きが見られました。

景気回復が一般家庭にも行き渡るのがいちばんの解決になるのでしょうが、お金をかけない教育を、家庭や学校、地域で考えて、試みるのも一つの手かもしれません。


■関連記事 家計調査 ”50歳代の世帯で仕送り金が教育関係費の44.1%”

「生活意識に関するアンケート調査」(第30回)の結果 (PDF, 109KB)



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投稿者 kksblog : 2007年07月27日 02:14


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