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宇宙と身近な生活との意外な繋がり 〜文部科学省宇宙グループのサイト〜 (2007年07月18日)

文部科学省宇宙グループのサイトに、「宇宙利用の推進」というページが加わりました。宇宙利用とは、インフラや技術開発の場に宇宙を活用することで、具体的には人工衛星や、宇宙ステーションなどが挙げられます。

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宇宙利用の推進のページが加わりました

スペースシャトルの打ち上げなど、大きなニュースが無ければ「宇宙」は遠く離れた存在としか思えないかもしれません。ですが、天気予報でおなじみの雲の画像を送る気象衛星、TVの衛星放送などに使われる通信衛星、カーナビや携帯電話のGPS機能に必要な航行・測位衛星など、あんがい身近なところで、私たちは宇宙と関わっているのです。

文部科学省の宇宙利用推進室は、これまでの宇宙利用の歴史を踏まえ、さらに拡大していくための政策を推進しています。具体的には、地球観測衛星の観測データの実利用の促進、国際宇宙ステーション計画の推進などが挙げられます。

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国際ステーション完成予想図

地球観測衛星は、高度1,000km以下という地球に近い軌道を周回しするため、詳細に地球の様子を観測することが可能です。日本では2006年に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)が打ち上げられています。地球観測衛星のデータは、地図の作成・更新、農林水産業、防災、環境、気候など、様々な分野で利用が進められています。

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陸域観測技術衛星「だいち」

国際宇宙ステーションは、スペースシャトル関連のニュースなどでも名前が良く出てきますが、その役割は「宇宙の研究所」です。無重力、大気がない宇宙環境では、地球上では不可能な実験、技術開発ができるのです。この計画にはアメリカ、ロシア、ヨーロッパ諸国など15カ国が参加していますが、日本は「きぼう」と呼ばれる実験棟の建設を担当しており、今年度から最初のモジュールが打ち上げられる予定となっています。

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日本実験棟「きぼう」

宇宙は一握りの宇宙飛行士や、SFの世界のものではなく、すでに私たちが暮らす世界の一部分と言えるでしょう。一日にどれくらい人工衛星を利用しているか、など自分たちの生活に関連づけた学習テーマは、夏休みの宿題にもなりそうですね。


■関連ページ
宇宙を紙一枚で表しつくす 制作7ヶ月の大作「宇宙図2007」



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投稿者 kksblog : 2007年07月18日 03:31


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