●メタボリックシンドロームに御用心!こどもとおとなの脂肪エネルギー比率 (2007年07月13日)
健康増進法にもとづき、平成17年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の都民分を、「平成17年東京都民の健康・栄養状況」としてまとめた分が発表されました。今回の調査結果から、成人男性の肥満傾向、運動習慣の減少傾向、脂肪等栄養素摂取の偏りなどさまざまな実態が明らかになりました。
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メタボリックシンドロームに御用心! 成人男性の約3割が肥満です
30歳から69歳の人で脂肪からのエネルギー摂取割合が適正な人は、23.7%しかいません。脂肪エネルギー比率が適正な者の割合は、70歳以上が62.1%と特に高く、次いで18歳~29歳、1~17歳の順でした。30歳から69歳の人は脂肪を摂り過ぎている傾向にあるといえます。
一方、70歳以上の人は伝統の和食中心で、基本的に粗食のためか脂肪を摂りすぎることは少ないようです。また18歳~29歳、そして1歳~17歳の若年者やこどもは、からだにエネルギーが必要なため多少脂肪エネルギーを多く摂っても問題はないようです。
親は低脂肪な食事、こどもは食べ盛りといったところで今日から食卓のメニューを考えるのが難しくなりそうです。
「平成17年東京都民の健康・栄養状況」の結果をまとめると次のようになります。
・成人男性の29.3%、女性の15.1%が肥満状態にあり、40歳から74歳の男性の半数に、メタボリックシンドロームが疑われます。
・野菜類の平均摂取量は303.7グラムで、目標量の「350グラム以上」に比べて不足しています。中でも、20歳代男性は少ない傾向です。
・運動習慣のある人は、男性で減少傾向、女性はほぼ横ばいという結果になっています。
・15歳から69歳までの1日あたりの食塩摂取量の目標量は、男性が10g未満で女性が8g未満にもかかわらず、平均食塩摂取量は11.4gで摂りすぎています。
・習慣的に喫煙している人は、男性で37.6%、女性16.7%という結果になっています。
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投稿者 kksblog : 2007年07月13日 20:47