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内閣が「美しい国づくり」に関して特別世論調査を実施 (2007年07月10日)

内閣府政府広報室が行った「美しい国づくり」に関する特別世論調査の結果が発表されました。

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by mokra

●美しい国づくりに関する特別世論調査(内閣府)


調査対象は、全国20歳以上の者3000人で、調査期間は平成19年5月24日~6月3日でした。調査の目的は、美しい国づくりに関する国民の意識を調査し、今後の施策の参考とするためです。

「現在の日本を美しいと思うか」という問いに対しては全体の53.3%が「美しい」または「どちらかというと美しい」と述べています。一方、「どちらかといえば美しくない」と「美しくない」と思っている国民は全体の43.0%となっています。半数近くの国民が、「どちらかといえば美しくない」または「美しくない」と考えていることは大きな問題ですね。

「日本の美しさとは何か」という問いに対しては、全体の80.0%が「自然」と述べています。続いて全体の58.5%が「匠の技」と答え、52.8%が「景観」と答えています。

「美しい国であるために見つめなおすべきもの」の問いに対しては、全体の49.1%が「失われつつあるが途絶えさせてはいけないもの」、また31.1%が「かつては美しかったが美しくなくなってしまったもの」と答えています。

「重要と思う美しい国の姿」の問いに対しては、全体の47.5%が「文化、伝統、自然、歴史を大切にする国」、全体の22.6%が「自由な社会を基本とし、規律を知る、凛とした国」と答えています。

「美しい国づくりに向けて大切だと思う行動」の問いに対しては、全体の43.3%が「伝統芸能を習得する、景観を美しくするなど、日本らしさを磨き、創り上げる」と答えています。

「美しい国づくりについて関心をもつ企画」の問いに対しては、全体の30.3%が「日本・日本人の”美しさ”を推進するアイデアを募集する企画」と答えています。

日本人の多くが、日本の自然に誇りを持ち、それを途絶えさせないようにしたいと願っています。「国を大切にする教育」のためにも子供の教育現場に日本の誇るべき自然を取り入れて授業をするなど工夫が期待されます。皆で自然を大切に守っていき、それをどう教育に生かすかが今後の課題になりそうです。

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投稿者 kksblog : 2007年07月10日 20:39


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