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外来語言い換え提案を支える調査研究~「公共媒体の外来語」 (2007年07月08日)

国立国語研究所は、国内メディアにおける外来語の使用状況と、国民がそれらの外来語をどれだけ認知しているか調べ、「公共性の高い媒体における外来語の使用の実態や、それに対する国民の意識を把握するための研究結果」としてまとめました。

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報告書:『公共媒体の外来語』(国立国語研究所報告126)「外来語」言い換え提案を支えてきた調査研究の成果を報告書として、公表しました。

報告書は、主に3つの部分から成り立っています。1つめに、“外来語言い換え提案で取り上げた外来語”の紹介。2つめに、それらの外来語の使用状況と認知状況とを調べた“外来語についての世論調査と分析例”。3つめに「外来語がどういう局面で使われることが多いのか?」などを調べた“コーパスを活用した外来語の研究”です。

同研究所では、平成14年8月から平成18年3月まで、外来語委員会が設置されていました。この委員会では、国語審議会が示した基本方針にしたがって、わかりにくい外来語をできるだけ平易な日本語で言い換える「外来語言い換え提案」という試みをおこなってきました。

しかし、わかりやすい言い換えの提案を行うにも、どんな外来語が実際に使われているのか、確かめなくてはなりませんね・・・ということで、同委員会は、国内メディアにおける外来語の使用頻度や、それらの外来語が国民にどれくらい認知されているのかといった状況を、4回の全国調査によって調べてきたのです。今回の報告書は、これらの調査データとその分析結果とをまとめた総集編という位置づけです。

「外来語言い換え提案」は、これらの調査をもとにして、同じく4回行われてきました。こちらの総集編は、報告提案書「外来語言い換え提案~分かりにくい外来語を分かりやすくするための言葉遣いの工夫」と、その言い換え語彙が広く一般に活用されるようにするための手引き書『分かりやすく伝える外来語言い換え手引き』として公刊されています。

これらの報告書は、研究開発部門言語問題グループ長である田中牧郎氏を中心として編集されました。

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投稿者 kksblog : 2007年07月08日 00:20


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