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IT導入で校務の合理化を図り、教育現場の改善を目指す (2007年07月23日)

教育の現場で、校務のIT化が急速に進んでいます。ITを活用することで先生にゆとりができ、先生と子どもの触れ合いの時間が増えることで、教育の質が向上するという認識が浸透してきたからです。

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 富士通株式会社では、このような校務IT化の動きに対応して幅広い商品を用意しています。例えば、就学援助の仕組みに対応した『就学援助システム』。教育委員会の事務システムで、就学援助受給者が急激に増えて、手作業では追いつけなくなった問題を解決したという実績があります。また、単にIT化することで効率を図るだけでなく、校務の情報化を目指した商品もあります。『@SCHOOL校務』は、教員の個人所有のPCで管理されていた子どもの個人情報を一元管理することで、安全かつ効率的に子どもたちを管理する体制にしてくれるのです。これは、Webベースでセキュリティに配慮したセンター型の運用で、サーバを設置した地域内イントラネットの実現を目指しています。

 政府は「IT新改革戦略」で、2010年までに校内イントラネット、高速LANの完備に加え、教員1人に1台のパソコン設置を謳っていますが、現状の教員用パソコン整備率は33%と低い状況です。これは、文部省科学省が最近まで、「パソコンは子どもの授業に使うもの」との認識を元にIT化を推進してきたからです。しかし、IT化によって校務を合理化することで、先生間、先生子ども間のコミュニケーションが活発し、お互いの課題や問題を一緒に解決する意識が持てることがわかってきたことにより、急速にIT化に取り組む学校は増えてきたようです。

 文部科学省の調査報告書によると、先生は子どもたちと向き合う時間も作れずにいるくらい忙しいというのが実態です。ITを活用することで、校務の合理化が図られ、学校経営が改善されれば、教育が遅れていると認識しつつ現状維持にとどまっている先生も新しい教育を目指して動き出すことができると思われます。ITによる効率化と真の子どもたちに「教え、育てる」ことがうまく融合し、よりよい教育現場になることが望まれます。

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投稿者 kksblog : 2007年07月23日 04:41


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