●インターネット会議システムで国際交流「キッズアブログ」プロジェクト (2007年06月18日)
特定非営利活動法人ブロードバンドスクール協会(以下BBS協会)が、インターネットを活用した日本と海外の小学生の交流を支援する「キッズアブログ」プロジェクトを7月からスタートします。
photo by NaOH
小学生のインターネットを活用した海外交流を支援する「キッズアブログ」プロジェクトを開始
ざっくり概要をいえば、ブログなどを発表の場として用いつつ、日本と海外の児童・生徒が、共通テーマを持って調べ学習をおこなうというもの。会期は、2007年7月~2008年5月31日。当初はオークランド日本人コミュニティの子供たちと東京の谷中・根津・千駄木地区の子供たちの間の交流を支援し、会期修了に向け、少しずつ参加者の輪を広げていく予定になっています。
このプロジェクトのねらいとしては、
異文化に興味を持つ。
自分達の文化に認識を深める。
国際性を身につける
相互理解を深める。
お互いを尊重することを学ぶ
など。
BBS協会が交流支援として、学校を初めとした各団体に行ってくれることは、
1:支援をするアドバイザーやボランティアの紹介
2:運営やスケジュール、テーマ設定、コンテンツなど、企画のアドバイス
3:必要な情報活用能力の育成
4:基本的な情報モラルについての研修。
5:交流相手の紹介と、コーディネートをします。
6:ICTシステム支援(インターネット会議システムなどの貸し出しや、そのトレーニング)
つまり、交流したいという団体に対し、「頑張れ」と手を貸してくれる、というところでしょうか。
大人数版でなく精度が高くなくて良いなら、会議システムの構築やブログの設置などは、結構簡単かつ安価にできてしまうところでもある(例えば、会議システム20人分くらいなら、せいぜい原価は1万円くらい)ので「支援なんざいらねえ、おれっちはおれっちでやるんでえ」という人は、自分達で頑張ってしまう手もあります。ただ、海外に同じ目的を持った交流相手を探すのは、なかなか難しいこと。こういう機会に学校外の組織の力を借りて、多様な教育活動に挑戦するのも良いかもしれません。
協力として、株式会社クレオとマイクロソフト株式会社が名前を連ねています。株式会社クレオはインターネット会議システムで、マイクロソフト株式会社は「Plan-J」の一環として、協力しています。
■関連記事
Windows 98/Me環境のセキュリティサポートを、学校だけ特別に マイクロソフト
マイクロソフト、学生・教職員向け情報を配信するケータイサイト
« ちょっとだけアニメする子ども向け防犯教育ウェブ教材「まもるくん」 | トップページへ 「手書きでなくてはならない」は思い込みによる慣習でした 校務情報化 »
最新記事一覧
- 日本人の大人読解力・数的能力は1位 IT活用はOECD平均並み(2013年10月08日)
- 汚れが気になる人向け、「MONO」シリーズから黒色消しゴムが新登場
- きれいな文字が書ける『文字力アップノート』発売~ナカバヤシ
- 教室とeラーニングをシームレスに連携させるシステム タブレット版も登場
- ソフトバンクの選手といっしょに練習できる野球教室 参加者募集中!
- 授業改善に役立つパンフレット『授業アイディア例』を作成~国立教育政策研究所(2013年10月07日)
- 『ジェットストリーム』から操作性、高級感を両立した社会人層向けペンが登場
- 教育用ICT機器は市場拡大の一途、タブレット端末が牽引する見込み
- この秋、東京国立博物館のワークショップで歴史上の「文化」を体験しよう
- クリスマスを外国で過ごせる学生向けホームステイ語学研修
- サッカーキッズ育成「オンライン自主練サービス」の試験運用が開始されています(2013年10月05日)
- 日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査~文化庁(2013年10月04日)
- スマートフォンやタブレットを使っていても、やっぱり仕事の相棒は「ノート」
- 日本食文化・川場の食材・自然写真を融合「KAWABA国際自然文化サミット」【10月5日~20日、10月18~20日群馬県川場村】
- シヤチハタより「おりがみ工場」大人向けパッケージ版が発売されています
投稿者 kksblog : 2007年06月18日 12:08