●PCの普及率 1台あたり生徒7.3人に 教員1人1台PCは9%増 (2007年06月20日)
文部科学省が、教育の情報化の目標の達成状況等について把握するために調査を行いました。年々少しずつ、いろいろな設備の普及が進んでいるようです。
学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】について
【調査概要】
「学校におけるICT環境の整備状況」などの調査
対象は、全国の全公立学校
調査基準日は平成19年3月現在
調査結果の概要は、以下のとおりとなっています。
・教育用コンピュータは1台あたり生徒は7.3人(平成22年3月までの目標は1台あたり3.6人)
・校内LANの整備が済んでいる学校は56.2パーセント(平成22年3月までの目標は100パーセント)
・校務用コンピュータの整備は43.0パーセント(平成22年3月までの目標は100パーセント)
【高速回線】
・高速インターネット(400kbps以上の回線)の接続率は91.3パーセント。
・30Mbps以上の速度の回線の接続率は35.0パーセント
・光ファイバ回線の接続率は55.5パーセント
(平成22年3月までの目標は、光ファイバ回線が100パーセント)
都道府県別にすると校内LAN、校務用コンピュータ、超高速回線ともに、上位の県は80%を越えていながら、下位の県は20%台(超高速回線は10%台)になっており、県による格差は大きくなっています。
税収が豊かな県ほど、これらの設備が普及しているかというと、ことはそう単純に運ばない。税収が豊かであるということは、人がおおいという事でもあるからです。当然、ひとりひとりの子どもに対して予算が回らないことも十分にありえます。そのことを、東京23区の区長からなる特別区長会は「東京富裕論への反論」という文書を出してアピールしていたりする。分権化も、なかなか一筋縄ではいかないものですね。
■関連ニュース
教室のICT環境の将来像とは-調査研究報告書
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投稿者 kksblog : 2007年06月20日 12:00