●ビデオ制作でメディアリテラシー 子どもニュースプロジェクト参加校募集 (2007年05月08日)
ビデオ制作を通して創造性やコミュニケーション力、メディアリテラシー等を育む「KWN(キッド・ウイットネス・ニュース)プロジェクト」(事務局 松下教育研究財団)の参加校が現在募集されている。募集締切は5月15日(火)必着。募集要項等は、http://www.kwn-japan.jp/。
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KWNは、小中学校レベルの子どもを対象にビデオ制作を通じて創造性やコミュニケーション能力を高め、チームワークを養うことを目的に、パナソニック社がグローバルに展開する教育支援プログラムだ。
1988年にアメリカで開始され、これまで全世界で7万人以上の子どもたちが参加している。参加校はパナソニックから貸し出されるビデオ制作用機材を用い、子どもが主体となって企画、撮影、編集を行う。優秀作品に選ばれた学校の代表者(2~3名程度)は表彰式(開催予定地:東京)へ招待。最優秀作品に選出された学校は、日本代表として松下電器が主催するKWN国際部門賞へ出品される予定。
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今年3月には、「平成18年度子どもニュース(KWN)表彰式」(主催 財団法人松下教育研究財団)がパナソニックセンターホール(東京)で開催され、8つの入賞作品の中から最優秀賞には長野県東御市立東部中学校による作品「東中だより特別編 郷土の歴史に学ぶ~お地蔵さんが語るもの~」が選出された。
最優秀賞を受賞した東部中学校放送委員会では、文化祭や部活動などの校内行事や地域のニュース等を「東中だより」として放送。受賞作品はその特別編として製作された。旧北国(ホッコク)街道の宿場町・海野宿(ウンノジュク)を特集する過程で、まっすぐな道が大きく方向を変えることへ疑問を抱いたことがきっかけだった。
作品では、寛保2年(1742年)の「寛保の大水害」が街道の方向を変えただけでなく、当時の村民に多くの犠牲者を出したこと、現在毎年行われている行事「火祭り」が犠牲者への慰霊のために始まったことなどが明らかになる。
同校3年生・安藤多衣子さんは「活動を通じて、自分たちの取り組みを周りの人に知らせられるので楽しい。他学年の人や学外の地域の大人の人々とも知り合えて貴重な体験ができた。賞をもらえて嬉しい」と受賞の喜びを語った。 (記者/吉木)
【関連サイト】東御市立東部中学校の作品(音声付き動画)
【関連サイト】平成18年度子どもニュース表彰式/受賞校一覧など(松下教育研究財団)
【関連サイト】世界大会での受賞作品など(松下電器)
【メディアリテラシー関連】日本メディアリテラシー教育推進機構
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投稿者 kksblog : 2007年05月08日 10:35