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JMECが「教師のためのインターネットモラル教育」研究会実施 (2007年05月07日)

 日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)は4月29日、 「教師のためのインターネットモラル教育入門」をテーマに第3回研究会を開催、 講師を務めた株式会社魔法のiらんどアイポリスグループ・ 鎌田真樹子氏は、モバイルコミュニティサイト「魔法のiらんど」 の巡回・監視、 指導を行いトラブル削減に効果をあげるアイポリスサービスについて説明した。

 平成11年に開設された 「魔法のiらんど」 (運営 株式会社魔法のiらんど)は、 月間19億ページビュー、 累計会員520万を誇る無料ホームページ作成サービス。ユーザーのうち約70% が女性で15~18歳の利用が最も多いのも同サイトの特徴のひとつ。

 日記やプロフ、アルバム、掲示板、BOOKなど30種類以上の機能が用意されており、 PCと携帯電話から閲覧できる。なかでも自身の過去の体験や恋愛等をもとに創作した物語を発表する「BOOK」は、 これまでに18冊が書籍化され522万部が発行されるなど、 若者の携帯文化を支える国内最大級のコミュニティ・サイトだ。

 こうしたサイト運営の中で、 ユーザーの安心を支えるアイポリスの取り組みは7年にも及ぶ。鎌田氏は取り組み事例について4つのステップを説明。

そのステップとは
禁止語句などをシステムで自動チェック、 排除を行う
専任スタッフによる目視チェックで、悪意ある書き込みや不適当な業者・ 法人HPを警告・削除、悪意のない著作物の不正使用や書き込みへの指導・教育を実践
ユーザからの指摘・ 通報とスタッフの対応によるユーザーとの信頼関係が生まれる
安心安全なコミュニティに新たなユーザーが参加する
というもの。

 「教育」に関しては、携帯インターネットを安心して正しく利用するためのコーナー「教えてアイポリス!」を開設し、 ユーザーにネットモラルを身につけられる機会も提供している。

 「監視・警告といった一連の啓蒙活動を表に見せることで、 ユーザーはアイポリスに見られていることを意識し、理由も知ることができる」という。その結果、同サイトでのトラブルは大きく減少した。

 鎌田氏は取り組みから「発信者として自分のページを管理するようになると、 自然と運用のために必要な知識として学ぶようになる。ユーザは学習すればそれ程問題を起こさない。またネットで自己表現することができたら、 ネットの世界を悪くしようと思うユーザーは少ない。自由と制限(法律・規約・マナー)、責任と自律を教え、 実践の場での体験や自分で判断できないときに相談できる場が大切。 またインターネットを適切に利用するためには自分の頭で考えられるようにならなければいけない。そのための情報取得が最重要」と語った。

 JMECの第4回勉強会は5月27日、 会場・財団法人早稲田奉仕園で行われる。 テーマは、「教師のためのインターネットコミュニケーション教育入門」。講師には、 カードゲームと18歳未満のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)を組み合わせたサービス「トイスタ」を運営する株式会社ローハイドから代表取締役社長・横濱悠平氏を予定。 【申し込み・問い合わせ先】 事前にE-mailで。 reikai@jmec01.org (例会担当 小林浩一)

【関連サイト】日本メディアリテラシー教育推進機構(JMEC)



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投稿者 kksblog : 2007年05月07日 18:42


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