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学校教育は「基礎学力の低下や、実社会で生きるための基本的な資質に欠ける青年の増加を招いている」 経団連会長の『希望の国』 (2006年09月11日)

8月28日、日本経団連の御手洗会長は、記者クラブでの講演を行い、学校教育について、「基礎学力の低下や、実社会で生きるための基本的な資質に欠ける青年の増加を招いているのではないかと懸念」していると述べた。この講演は、「「希望の国」を目指して」と題したもので、学校教育について述べたのは、同講演の一部分において。全文は、経団連サイトに掲載されている。

御手洗氏は、今後、日本が存在感を世界に示していくためには「伝統的に持つ良さや強みを活かしつつ、新しい価値を創造するために果敢に挑戦することのできる若い世代の育成が不可欠である」と言う。しかし「そういった人材は今の学校教育では育成できていないのではないか」とも。

また、現状の学校教育を「小学校から中学、高校、大学まで、知識の習得が勉強の主な目的であるかのような教育が行われている」と、御手洗氏は評した。それにより、塾費用負担が増え、教育費が家計を圧迫する状態を「どこか不自然」であると感じているようだ。

講演題名にもある「希望の国」のことを、同氏は「内外に開かれた挑戦のフロンティア」であると述べる。その国では「他人を尊重し、弱者を思いやる心といった「公徳心」」が必要になるとし、「家庭ならびに学校でしっかりとした倫理観を持った人間を育てあげてほしい」とした。

「希望の国」を目指して



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投稿者 kksblog : 2006年09月11日 12:20


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