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1日でも間に合う、かもしれない、たぶん、なんとかなる、といいな。夏休みの自由研究 竹とんぼと、サバメシ (2006年08月30日)

ところによっては、始まってるわけですけれど、おおかた、あと1日と少しであろう夏休み。まだ「自由研究やってない!!」という、まるで小中学生のときの僕を見ているような読者のあなた(もしくは、あなたの息子さん、娘さん、etc...)に送る、1日でもどうにかなるんじゃないかという気がしなくもないネタ二つ。竹とんぼと、サバメシ。

自由研究が終わっちゃって、最後の日をのんびり、かつエキサイティングに過ごしたいあなたもどうぞです。


<<竹とんぼ>>
竹とんぼ作り。普通の竹とんぼ作っただけなら自由研究としては駄目かもしれませんが、よりよく飛ぶ竹とんぼを作る、というのなら、どうか。

【羽・棒一体型】
■国際竹とんぼ協会
国際竹とんぼ協会ホームページ。職人技な作り方が書いてあります。この設計書どおりに作れば、小学生の自由研究として、立派な逸品です。作る過程にオーブントースターという文明の利器を使っている。これも時代というものですね。


【羽だけ飛ぶ型】
■30メートル上昇 改良竹とんぼ(中国新聞地域ニュース)
こちらは羽だけ飛ぶタイプ。糸を引いて、軸を高速回転させることで、強力な上昇力を生み出すという、なかなかメカニカルな竹とんぼ。

この二つは、上手く作れれば30メートルも飛ぶという代物だそうです。

しかし、よりよく飛んでも「良かったね」で終わってしまう。いや、個人的には「竹とんぼがよく飛ぶ作り方を見つけました」って事だけで充分すごいし、価値があると思うんですけど、それを理科の知識などの授業的なものと結びつけると、学校の先生にはより喜ばれます。

そこで、竹とんぼ製作者の方のまとめた力学的な考察を。

■迎え角と竹とんぼの特性
原理的なところから、なかなか興味深い考察に踏み込んでいる。うーん。この辺まで自分でできていたのなら、中学生の自由研究として恥ずかしくない・・・と思っていたら、この方、それを物理学的にもまとめてくれているのでした。

■竹とんぼが飛ぶわけ
ここまで考察できれば、もう、高校レベルとしても立派な自由研究ですね。

ところで、この方は「羽・棒一体型」を作ることにこだわっている。なぜか。

「胴体のないトンボなんて、格好悪い」
モデルとなったトンボには胴体があります。竹とんぼでは軸が胴体です。羽根だけ飛ばす竹とんぼもありますが、胴を取られたトンボのようで可哀想だし、格好が悪いと思います。

竹とんぼ界にもいろいろな思想があるものなのですね。勉強になります。


<<サバメシ>>
しかし、竹とんぼを作るのにも時間がかかります。おなかが空くこともあるでしょう。そこで、ナイフなど使ってワイルドな気分になっているあなたにふさわしい、ワイルドな食事。サバメシ。もちろん、単体でも充分研究対象です。

■こんな時代だからこそ… 「サバメシ」が静かなブーム(産経新聞)
「サバメシ」=「サバイバル・メシタキ」の略。アルミ缶・アルミホイル・牛乳パックだけでご飯を炊くという、ワイルドなご飯のいただき方。どうやるかは、公式サイトに詳しい。

■国際サバメシ研究会
国際サバメシ研究会公式ホームページ。シンプルなページなれど、サバメシの炊き方を詳細に記した「「第三世代サバメシの極意2006」と、コンロとなる空き缶の切り取り方を示した型紙「サバゲージ」があるという、サバメシストにはまさしく総本山的存在。

このページも、サバメシの手法そのものも、防災科学技術研究所の研究員、内山庄一郎氏の手によるもの。内山氏、中越地震で現地入りしたとき、本を読んでアルミ缶炊飯に挑戦したものの、どうしても、上手くご飯がたけない。一念発起して半年がかりで開発した、手近なものでできる、誰にでもご飯が炊ける手法。それがサバメシ。


「机上の空論が書かれていた」 (産経新聞記事より)

内山氏が、サバイバルの書籍に向けて放ったこの言葉は、産経新聞のこの記述と併せ、とても重要なことを提起していると思います。

「カッターを持ったことのない子供や缶切りを見たことのない子供、缶のふたを切り抜くのに1時間かかった子供もいた。サバイバル以前の問題」(産経新聞記事より)


■さいごに
リンク先のサイトたちの内容を、そのまま自由研究の内容として使っちゃ駄目ですよ? この偉大な先人たちの叡智をもとに、新しい一歩を踏み出してみてください。例えば、サバメシなら、

「サバおかゆ」ってだめ? とか 
「サバパン」ってどう? とか 
「牛乳パック3つじゃなくて、2つでやる方法はない?」とか。

やれることはたくさんあるんじゃないでしょうか。

夏休みの終わりの悪あがき。もしくは、お楽しみ。一人でやるのも、みんなでやるのも、家族でやるのも、とても素敵なんじゃないかと思います(榊原)



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投稿者 kksblog : 2006年08月30日 10:32


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