教育家庭新聞社
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●シミュレーション教材で意欲育む　都立富士森高校 (2006年07月20日)

　東京都立富士森高等学校で６月、経営シミュレーション教材を活用した現代社会の選択授業（３年生）が行なわれた。

　使用ソフトは日本視聴覚教育協会の２００５年教育映像祭で優秀作品賞を受賞した「シミュレーション！部長会議」 （有限会社アントルビーンズ）。社長・営業・総務・経理の各部長が１グループを組み、役職ごとに年間計画表を策定し経営戦略を実行する。

　シミュレーション教材の授業活用について、担当教諭の篠田健一郎先生は「４・５月に教えた基礎知識の応用に使用している。 最近の子は、知識の引き出しは多く持っているが、複数の知識を関係付けて自分なりに考えることが得意でない。この教材を使えば、自分で考え、 仲間同士で意見を出し合うことが求められる」と説明。知識の活かし方やコミュニケーション力を伸ばす狙いだ。

　受講する男子生徒の一人は「複数の情報を参考に自分で考え判断するところが面白い。仲間と一緒に取り組むのは楽しく、 一人で机に向かって勉強するより考えられる」と感想を述べた。

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投稿者 kksblog : 2006年07月20日 14:03