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一億円かせぐために必要なもの (2006年02月23日)

「一億円かせぐのなんて、簡単なんですよ」

小汚いスウェットを来た彼は、しれっと言ってのけるのでした

「一兆円もっていれば」
 
うーん、納得。仮にこれだけのお金が手元にあれば、一億円稼ぐのは確かに、さほど難しくないかもですね。少しの間銀行にあずければ、増えます。
 
僕は、僕の預金通帳やら、今年の収入レベルから考えて「一億円なんて、そんなの稼げなくない?」などと思う。しかし一兆円をもっているならば「一億円なんて、そんなの簡単じゃない?」と思うかもしれません。

人が思考する時、そこにはそれぞれの前提条件がある。相手の前提条件に想いをはせることが「人のことを思いやる」ということの一部だとすれば、「人のことを思いやる」ことは、なんて難しいんだろうと思います。

「一億円なんて、なんで稼げるの?」 「簡単だよ」
「一億円なんて、なんで稼げないの?」「無理だよ」

このお互いの前提条件の差異は、とても大きい。それは、見ている人が、

「なぜできないの?」
「なぜ向き合わないのですか?」
「なぜ現場を見ずに方針を変えるのですか?」

と言いたくなり、見られている人が、
 
「だって、できないんだもん」
「我々は精一杯向き合っております」
「国際的な調査の結果により・・・」

と答えるところにある、お互いの差異の大きさにも、どことなく似ている(榊原)



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投稿者 kksblog : 2006年02月23日 10:21


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