●「年賀状を反省に活かすコツ」 (2006年01月05日)
「年賀状を反省に活かすコツ」という記事を書いているページがあったのでご紹介。自分が年賀状を書くときの話なので、年末ものの話題のような気もしていますが、今からお返事を大量に書く方は参考にしてみてください。年賀状以外でも、使えます。
■もったいなくないか?
その年賀状の使い方
まずは、元記事の紹介から。
この記事の主張は、こういったもの。
「年賀状を挨拶だけで使うのもったいなくないか?」
では、挨拶以外に何に使うのか。この記事では2つの方法を紹介している
1:自分の行動の宣言に使え
2:自分のやっていることを紹介せよ
以下、解説などを加えつつ、ご紹介。
◇
■宣言すれば逃げられない
「自分のやりたいことの宣言に使え」
「1:自分の行動の宣言に使え」
これは、年賀状を来年の所信表明として使ってしまおうという方法。みんなに宣言することで、逃げられなくなる。このことを元記事では
「決めたことを守るコツは、それを身近な人に宣言(コミットメント)すること。宣言された相手はいちいちそんなことは覚えていないかも知れませんが、宣言した本人としては「みんなに宣言しちゃったからには何としてもやらねば!」という気概と気合いが生まれます」
としている。
そして、その際には、2つの方向の宣言があり得ると。
「今年からやらないことを書く」
●「今年にやりたいことを書く」
自分のやりたいことを書きつづっておく。(余談ですが、コピーライターの糸井重里さんの年賀状はこのタイプだそうです。今年にやりたいことをたくさん、書く)
●「今年からやらないことを書く」
これはちょっと分かりにくい話。簡単にまとめる。
人間、だれしも限界はある。時間、お金、能力。すべてをすべてやろうとしていると、絶対に追いつかなくなる。だから、自分にとって最重要事項がでてきたら、たとえ重要なことでもやめなくてはならない。
この部分には元になる記事「『やめること』を先に考えよう」がある。
<<ちょっとした解説>>もしこれをやるならば、後者の「やめる」宣言のほうが、おそらく重要。この「年賀状を反省に活かすコツ」「『やめること』を先に考えよう」のどちらにも書いてないが、「やってきていることをやめる」ということは、前もって他の人に伝えておかないと、「期待を裏切る」可能性がある。自分に裏切るつもりがなくても、結果的に裏切ることになる場合がある。お互いにとって、いい方向に動かない。
こういった「宣言」は、ちょっと学術的に言えば、ゲーム理論で「がけっぷち戦略」などと呼ばれるものに似ている。「僕は、私は、こうします!!」と言いきってしまう事で、相手は「ああ、そうなんだ」「ああ、そういう人なんだ」と納得してくれる。行動宣言を考慮にも入れてくれる。結果的に、自分の望む方向にものごとが動くこともある。
■意外 な一面を発見してもらう
「自分のやっていることを紹介せよ」
「2:自分のやっていることを紹介せよ」
元記事ではこう書かれている。
「今年ある人からいただいたWeb年賀状には、その年に取り組んだことがズラリと並んでいて、その年に新たに始めたことは「新」マーク、前年から続けていることは「続」マークがそれぞれついています」
(中略)
「こうしてずらりと並んだリストを眺めていると、自分との接点(一緒にした仕事)以外にもいろいろな活動をしているのだな、ということがよくわかります。漏れなく書かれている感じがして、これを書き上げたらさぞかし気持ちがよいだろうなぁ、と想像します」
<<ちょっとした解説>>
この方法の利点は2つ。
「相手に意外な一面を発見してもらえる」
●「自分自身のやったことを整理整とんできる」
その年にやったことというのは、意外に覚えていないもの。1年の終わりに一気に棚卸をすることで、整理整とんをする。「行く末を描く上での良いデッサンになる」(引用)ということ。
●「相手に意外な一面を発見してもらえる」
よほど親しい相手でなければ、社会での人間同士のつながりは一面的なものになることが多い。友人関係、仕事関係、地域社会関係などなど。どれかの一面をつかって、人間は他人と付き合うことが多い。すべてを書き出して、いろいろな人に伝えると
「え!? こんなことしてたんですか? 実は私も・・・」
ということが生まれてくる。意外な人と、意外なところでつながる可能性があるかもしれない。
◇
■まとめ
「年賀状を反省に活かすコツ」という記事を紹介しつつ、
「自分の行動の宣言」
「自分のやっていることの紹介」
を、恥ずかしがらずに広めることの利点とその理由とをご紹介してみました。ということで、冒頭に述べたように、年賀状以外でも、いろいろ使えます(榊原)
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投稿者 kksblog : 2006年01月05日 14:10
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