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東横学園女子大学短期大学
        ー講演会「海外の保育者養成に学ぶB」

東横学園女子短期大学(東京都世田谷区)は10月13日、講演会「海外の保育者養成に学ぶB〜スウェーデンの子育て支援〜」を開催し、同大の学生や保育関係者が集まった。

この講演会は、文部科学省の現代GP採択事業として、同大が学内に子育て支援センター「ぴっぴ」を設置して、実践的な保育者養成を進めている一環として行われているもので、講師は同朋大学(名古屋市中村区)社会福祉学部教授の白石淑江氏。白石氏は、同朋大学でストックホルム教育大学と学術交流を行う中心的役割を担っている。

  白石氏は、スウェーデンの子育てについて、概要次のように話した。

  ○保育者一人当たりに対する幼児の人数の割合が日本に比べ少ない。
  ○民主主義に基づいた教育、自分の行動を自己決定し責任を持つ教育が幼児期から行われている。
  ○遊びが大切にされている。しかも、子どもの興味、既に獲得している経験から出発している。
  ○冬でも屋外で遊ぶことが奨励されている。
  ○子ども自身が自主的に学ぶことを大切にしている。
  ○1年間にわたっていろんな食べ物を探索するといったテーマ活動が行われている。
  ○自然保護、環境教育が幼児期から行われている。
  ○保育実践を文章化する取組みが進んでいる。

 なお、海外の保育者養成に学ぶ講演会の第1回は「ニュージーランドにおける保育者養成の実情とその課題」(講師=ドットカポン氏・クライストチャーチ教育大学幼児教育部門主任、ブラウン直美氏・オークランドで幼稚園経営)、第2回は「トロント(カナダ)における子育て支援の実情とその課題」(講師=ローリー・マクネルズ氏・マザークラフト校長、バレリー・ローンバーグ氏・同校主任)をそれぞれテーマに行われた。



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