【群馬県教育旅行現地視察会】参加者の声(抜粋・敬称略)

■様々な体験要素が充実 楽しみながら文化を学ぶ

「お茶講」は、はじめは茶道のようなかしこまったものかと思っていたが、実際に体験してみるとイメージと違い、児童はきっと喜んで体験すると思う。楽しみながら伝統を体験できるという点がとてもよい。

施設内にはそば打ち体験やアスレチック広場、ハイキングコースなどもあるので、クラスごとにローテーションしながら活動すれば、様々な体験学習をすることができる。活用しやすい施設だと思う。 (町田市立町田第六小学校主任教諭・山崎あゆ美)

■豊かな自然と整った設備でスポーツを楽しむ

運動公園
標高920mの運動公園

嬬恋村には総合グラウンドと運動公園の二つの屋外運動施設がある。両方とも緊急時のヘリポートとしても使用されている。

総合グラウンドは陸上競技場、野球場、多目的グラウンド、テニスコートがあり、施設はとても広く、隣にある河原も広いので準備運動や休憩がしやすいと感じた。

運動公園の方も、メイングラウンド、サブグラウンド、野球場、陸上トラックがあり、非常にきれいで整備されている。各種大会にも使用されているだけあり、立派な施設だと思う。夏の暑い時期は都会に比べて嬬恋村は涼しく、広い運動場は合宿に適している。今回宿泊した施設も夜は涼しく、冷房無しでも快適に過ごすことができ、嬬恋村は合宿にはとてもいい環境だと思った。 (東京都立橘高等学校主任教諭・井上仁)

■化学に頼らない農業を体験 大きな満足感を得る

様々な野菜を栽培
様々な野菜を栽培

海野農園では1年を通して野菜や果物の収穫や種まき、植え付けの体験ができる。とれたてのとうもろこしを生のまま食べてみた。何回も噛んでいくうちに甘味を強く感じるようになり、とれたてのおいしさを感じることができた。

嬬恋村といえばキャベツ。キャベツの収穫はあっという間に終わるが、嬬恋村のキャベツの収穫は一個でも百個分の充実感を感じた。ご主人の海野さんは80歳で50年間、化学に頼らない農業を続けてきた。収穫体験だけでなく、農業学校でも指導している海野さんの生の話を児童・生徒たちにも聞かせたいと思った。 (中野区立桃花小学校主幹教諭・矢藤健男)

■年齢を問わず有意義な見学 世界遺産・富岡製糸場

富岡製糸場を見学する上で、一番心配していたことは、児童が見学をしても理解できないまま終わってしまうことだった。しかし、ガイドの案内が充実しており、事前学習をしっかりとしていけば、小学生でも有意義な見学をすることができると感じた。

ガイドによる説明
ガイドによる説明

世界遺産となってからさらに知名度も上がり、教材としての価値が高まったように感じる。世界遺産≠ニいうだけで児童の学習意欲も上がるのではないだろうか。

特に、イヤホンを貸し出しての案内には驚いた。団体で行くと、必ずと言っていいほどガイドの説明が聞こえずにせっかくの見学の時間を無駄に過ごしてしまう児童がいる。全員がしっかりと説明を聞くことができるのは、とてもありがたいことだ。 (横浜市立星川小学校・板山涼)

■群馬の絹産業を通して学習の可能性が広がる

「養蚕に関わる産業構造と地域の歴史」や「横浜シルクセンターと群馬との関わり」での授業の組み立てを考えることができそうだ。「富岡製糸場」のみでは、なかなか子どもたちにイメージを伝えにくい。「東谷風穴」や「富沢家住宅」、「赤岩養蚕農家群」などを見学、また現地の人との会話ができるようなプログラムを考えることが必要だろう。

ガイドの話を聞くだけではなく、桑畑や蚕が実際に桑の葉を食べている時の「サワサワ」と言った音を実感させたいものだ。「歴史」や「キャリア」を意識した授業作りとして考えたい。(横浜市立宮田中学校教務主任・青柳淳)

■こんにゃくが社会科の教材に 天候に左右されない体験

こんにゃくでこんなに楽しめるのか!というほど、面白い施設だった。こんにゃく料理の無料バイキングは小学生の子どもたちが喜んで参加すると思う。

工場はとても分かりやすい造りになっていて、社会科見学を兼ねて、見て回れるので充実した内容だと感じた。見学・体験・試食をした後で、子どもたちがお土産を購入する場所としても楽しい場所だと思う。天候に左右されずに過ごせるところも魅力的。(町田市立町田第六小学校・清水美智子)

 

 

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平成27年度 群馬県教育旅行現地視察会

【2016年9月19日号】

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