(株)エイチ・アイ・エスは、海外旅行経験のある大学生500名を対象に、「海外旅行に関するアンケート」を実施した。
海外旅行が就職活動に役立つかどうか聞いたところ、「とても役に立つ」(10・8%)、「少し役に立つ」(48・8%)で、その合計は59・6%にもなった。「とても役に立つ」「少し役に立つ」と答えた学生に、その理由も聞いたところ、一番多かったのが「現地の人とのコミュニケーションによる異文化交流」で、日本とは違う生活を送る人々の生活を覗いたり、考え方や言葉が違う人々とのコミュニケーションを取ることで、新しい自分の価値観が生まれる学生が多いようである。
また、学生のうちに行っておきたい渡航先を聞いたところ1位が「アメリカ」(64人)、ついで「イギリス」と「イタリア」が同数の2位(44人)、そして4位が「オーストラリア」(41人)という結果となった。男女別に見てみると、男女とも1位の「アメリカ」は変わらないが、男子の2位は「オーストラリア」、女子の2位は「イタリア」となる。男子は異文化でのアクティビティ体験をメインとした旅行、女子は観光・ショッピングをメインとした旅行を望む傾向が見られる。
そして、海外旅行費用の支出先については、53・4%がすべて自分で支出すると回答した一方で、41・6%の学生が「両親」の援助を受けていると回答している。
【2005年3月26日号】