●「拡大印刷」で迫力の背景画
教室が劇場に
── 奈良県・大安寺西小 馬場 豊先生
▼拡大印刷で
大判サイズの印刷を実現 時間割や給食当番表、通学路、図書便りほか様々な学級掲示物と、毎日フル回転で「IPSiO G」を活用している馬場先生は、月平均200枚もの印刷物を作るという「IPSiO G」のヘビーユーザー。学年末にはお別れ会の一こまで、劇「笠地蔵」を行った。劇の雰囲気作りのために、A3カラープリンタ「IPSiO G7570」を使い、A3サイズの画像が9倍に拡大される「拡大印刷」機能で背景をカラープリント。迫力ある背景画が完成した。
「A3用紙合計18枚をつなぎ合わせて、背景画として十分な大きさと色彩で印刷出来ました。スピードも申し分なしです。IPSiO Gがあれば、大判サイズのプリンタの出番はなくなりますね」。
▼学級紹介や掲示物
にも活用 また、全校朝会のときに子どもらの作品を乗せてバルーンを上げた際撮影した写真をB4サイズ9枚分の大きさで拡大印刷、廊下に掲示したり、学級通信をカラーでB4サイズ9枚分に拡大印刷し総会で学級紹介の際、活用した。
「話だけよりも目の前に出すことが出来ればインパクトも強いでしょ。拡大印刷は使い勝手がいいですね。印刷速度が早い上、これだけ大きなものを印刷できるので、これからもどんどん使いそうです」。学級紹介の際も、学校や学級で行っている活動を保護者に説明しやすく、かつ話も盛り上がりやすい。参観日には、隣のクラスの先生に、教材の拡大印刷を依頼されたという。先生の「やりたいこと」を手軽に実現できる「拡大印刷」は、学校現場でかなり役立つ機能と言えそうだ。
●「絵本」「文集」作りの手間を
大幅にダウン
── 埼玉県・光山小 大貫 敬子先生
▼「レベルカラー」活用で
インクを節約 今年5年生の担任となった大貫先生。A3カラープリンタIPSiO G7570を使い、学級目標や様々な掲示物、学年通信などをカラー印刷している。インク代が気になるため、「レベルカラー」モード(文字は通常の濃度、イメージ画像の濃度を落とすことでモノクロ印刷と同等のコストとなる)をメインに使っているが、「まったく問題がない」と言う。
「学級通信などに写真を載せたとき、白黒だと分かりにくいのですが、カラーだと保護者や子どもの評判が良いので、学級通信を意欲的に出す気持ちになります。これからは、子どもたちの写真をたくさん紹介していく予定です」。4月、桜の木の前で撮影した写真を学級通信に掲載したところ、保護者から感謝の手紙も届いたという。
▼印刷して即・中綴じ
冊子印刷は活用度大 昨年3月末には、国語の「お話を作ろう」という単元で物語作りをし、かわいい絵本を作った。
「クラス全員で作った物語を投票、上位3名のストーリーを絵本にしました。2人一組になり、1ページずつ分担してスタディノートというソフトで、文と絵を描きました。できた作品を冊子印刷し、21ページの作品ができました」。冊子印刷は、両面印刷された用紙をそのまま中綴じして折れば、即「冊子」になるという便利な機能。A3用紙を使えばA4サイズの冊子が、B4用紙を使えばB5サイズの冊子が出来る。「絵本の他にも、修学旅行や見学旅行の資料や文集、通知表なども出来るので、冊子作りの手間やコストが大幅にダウンできますね」。
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両面印刷してそのままホチキスで綴じれば、すぐに冊子ができる |
【2005年6月4日号】