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学校ITで授業が変わる
リコープリンタ IPSio G
「速い」からこそ「フル活用」できる
岐阜県坂内村立坂内小中学校

新田直教頭
 リコーのジェルジェットプリンタ「IPSiOG」シリーズのモニターを3月号で募集した。モニターに選出された20校のうち、今回は岐阜県の僻地複式校である坂内小中学校の活用事例を新田直教頭に聞いた。
    新田直教頭


個人課題のWeb教材を
  印刷・プリント学習

職員室に設置

職員室に設置

 岐阜県坂内村立坂内小中学校は、岐阜県の山間に位置する児童数27名(小学校17名、中学校10名)の僻地複式校だ。コンピュータ整備環境は恵まれている。各教室にコンピュータが配置され、LANが結ばれており、各教室にはプリンタが配置されている。授業に用いるノートPCも無線LANが利用でき、1人1台使用することができる。また、複式解消授業のため、テレビ会議システムも整備されている。

 同校では、「楽しく学ぶ算数プロジェクト」(Eスクエア・アドバンス・平成14年度プロジェクト)http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/tanosiku/index1.htmに参加しており、現在もコンテンツを活用、複式授業時には、「自学」としてドリル学習を行っている。算数ほか個人課題のWEB教材など学習プリントの印刷に、IPSiOが活躍している。

 「授業の中や、個別の宿題プリントとして活用しています。特に、児童生徒が自分の苦手な分野の練習を自主的に行いたい時にこのプリント活用が効果的です。児童生徒が一人ずつ、個人のレベルにあったプリントを印刷したり、クラス全員分を一気に印刷する際には、IPSiOの威力が発揮されます。印刷がとても速いのがとにかく助かります。現在はネットワークプリンタとして職員室に設置していますが、学級で大量にプリントアウトするときは、教室へ持ち込んで活用したいですね」(同校新田直教頭)。
ノートPCは教室に収納

ノートPCは教室に収納



記録会で賞状を
  その場で印刷

 そのほか、児童の作品の印刷や調べ学習のための資料の印刷、学級通信、掲示物などにIPSiOはフル活用されている。各教室や職員室には他のプリンタもあるが、印字速度の速さに、使用頻度が格段に高いという。

 「6月に本校で開催された体育記録会では、その場で記録データを処理してすぐに賞状72枚を出力、表彰をしました。このようなことが可能なのは、印字の速さのおかげ。印刷に時間がかからないため、ちょっとしたアイディアが実現しやすくなりました。日常使うプリントでも、カラーを使うことで見やすくなり、児童に対して分かりやすいものになる、児童の意欲も増す、ということがよく分かりました。やはり速さは重要ですね」。
切ったり、貼ったり、掲示物でも活躍

Web教材をカラーで印刷

切ったり、貼ったり、掲示物でも活躍
Web教材をカラーで印刷
学級通信「せせらぎ」もカラーで
学級通信「せせらぎ」もカラーで

【2004年10月9日号】