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教育家庭新聞社 主催
教育研修支援プロジェクト 参加教委を募集
各教科でITの活用を!!


 平成17年度までにすべての教員がコンピュータで指導できるようにすることが国の目標だが、14年5月1日現在の文科省調査によると、コンピュータで指導できる教員数はぜんたいで52.8%(小学校66.3%、中学校46.1%、高校34.4%)と、高いとはいえない。

 そこで本紙では、コンピュータや映像提示装置、デジタルコンテンツを活用して指導できる先生の増加と教科でのIT活用促進を目的とし、「教員研修支援プロジェクト」を実施する。

 本研修支援プロジェクトは、授業で如何にIT機器・コンテンツを活用するかに主眼を置く。

 特集 e-教科書で授業が変わる!
「教員研修支援プロジェクト 使用可能教材」

「学校ITで授業を変える!」 ─ 提供機材・ソフトの紹介はこちら >>


 【募集対象】関東・中部・関西地方の市区町村教委
 【期 間】  教員研修を7〜8月に実施する教委(応相談)
 【実施概要】教員研修用に、デジタルコンテンツ・ソフトウェア・電子黒板システム・電子情報ボードなど提示装置、カリキュラム、授業案などを無料で提供(機材に関してはサポート要員を派遣予定)
 【申し込み・詳細問い合わせ】kks@kknews.co.jpまたは 03-3864-8241
  教育家庭新聞マルチメディア事業部研修係
 【機材・ソフトウェア提供】コクヨパイオニアJMCESRIジャパン光村図書出版大日本図書ラティオインターナショナルカノープス


 ■コース例

教員研修支援プロジェクトコース例
提供コース名教科書に沿ったIT活用「地理情報システム」を活用した問題解決学習で見る私たちの地域大画面への資料提示・
プレゼンテーション
セキュリティ
コース内容教科書に沿った動画や静止画、問題などのデジタルコンテンツを活用して教科書による学習指導を深めるコース身近な地域や事象を地図ソフトのGIS(地域情報システム)を利用して、地域のさまざまなトピック(環境・社会問題等)にあわせて地図を作成し、地域の現状について理解を深める。同時に発生した課題についてディスカッションを行い、解決方法を探る。電子情報ボードなど大画面でインターネットなどの映像や教材資料の提示、プレゼンテーションが出来るコース。ネットワーク時代に情報漏洩や児童・生徒が遭遇する危険を防止する-生徒の学習状況や成績などの個人情報管理のキーポイントや調べ学習で触れる機会の多いインターネットなどに関するセキュリティ教育
対象教科など小学校算数、国語、理科、
中学校算数、理科、総合的な学習の時間
生活、社会、理科、総合的な学習の時間全教科、総合的な学習の時間校務運営、情報教育、総合的な学習の時間
ご提供
コンテンツ・
機器
小学校算数、国語、理科、
中学校社会、理科用デジタルコンテンツ 
※電子情報ボード、電子黒板もお使いいただけます。
地図ソフト、GIS(地理情報システム) ※電子黒板もお使いいただけます。電子情報ボード、電子黒板セキュリティツールとシステム
 カリキュラム、授業案の事例なども提供カリキュラム、授業案の事例なども提供カリキュラム、授業案の事例なども提供カリキュラム、セキュリティの活用事例なども提供
募集対象関東、中部、関西地方の区市町村教育委員会関東地方の区市町村教育委員会関東、中部、関西地方の区市町村教育委員会関東、中部、関西地方の区市町村教育委員会
提供時期7月〜8月に実施される教員研修会(応相談)7月〜8月に実施される教員研修会(応相談)7月〜8月に実施される教員研修会(応相談)7月〜8月に実施される教員研修会(応相談)
費用無料無料無料無料
申し込み方法メール(kks@kknews.co.jp )またはFAX(03-3864-8245)で、希望コース名、研修実施予定日、教育委員会名、担当者名を明記し、件名を「教員研修支援プロジェクトに応募」としてお申し込みを。(下記にフォームあり)
詳細・問合せは、電話(03-3864-8241)で、教育家庭新聞社マルチメディア事業部研修係まで。

※上記はコース例です。
  4コースの内容を組み合わせることも可能です。詳細はお問合せください。

支援教材提供
コクヨ・パイオニア・JMC・ESRIジャパン・光村図書・大日本図書・ラティオインターナショナル・カノープス


■申し込みフォーム

 【教員研修支援プロジェクトに応募
←メール送信はこちらを件名に

 希望コース名 [                ]
 研修実施予定日 [                ]
 教育委員会名 [                ]
 担当者名 [                ]


特集「e-教科書で授業が変わる!」


 効果的な一斉学習を可能にする「動く教科書」が続々登場している。
  「黒板とチョーク」だけの時代から
ITが普通教室で日常的に活用される時代がやってきた。

【教員研修支援プロジェクト 使用可能教材】

 
光村図書「国語デジタル教科書」
 
大日本印刷「たのしい理科『教師指導書別冊・IT活用編」
 
ラティオインターナショナル「プロジェクタ教材・マスタ教材」
 
ESRIジャパン「ArcGIS製品」
 カノープス「Let's EDIT」 

教室に一体感が生まれた!
光村図書
「国語デジタル教科書」

開発部・黒川弘一部長 光村図書出版株式会社では、来年度4月、
平成17年度版小学校国語教科書準拠
「国語デジタル教科書」を発売する。
プロジェクタなどの教材提示装置用に開発された、
一斉学習をサポートするためのソフトウェアだ。

既に体験版をHP等で配布しているが、完成度の
高いソフトウェアであると反響が高く、多くの問い
合わせがあるという。

開発部・黒川弘一部長に、
「国語デジタル教科書」の特色を聞いた。
    開発部・黒川弘一部長

◇ ◇ ◇

■反応がビビットになった
 各地の研究会等で国語デジタル教科書を使った研究授業を行っていただいていますが、「子どもの反応がビビットになった、教室に一体感が生まれた」と大変好評を得ています。子どもたちは、教科書とあわせてスクリーンを見ています。するとどんなことが起こるかというと、顔が常に上がっているため、集中力が生まれ、先生と子どものやりとりがスムーズになり、発言が出やすくなるのです。発想のスピードや授業のテンポが速くなり、教室全体の雰囲気が活性化するようです。

■「国語の力をつける」教材を
 「デジタル教科書」を制作する際に最も気を遣った点は、あくまでも「国語(言語)の力をつける」ことに主眼を置く、という点です。情報教育の先生方だけではなく、国語の先生方に納得してお使い頂けるものを目指しました。例えば文学作品の中に「動物」が出てくる場合、写真や鳴き声を入れるのは、説明文とは異なりかえってマイナスな面があります。具象的に見せることで、象徴的に現れる「動物」の言語イメージをふくらませることができず、本来の「読み」から離れてしまうからです。ですので、画像や音声の提示が言葉のイメージを限定することのないよう配慮しました。
 使い方が難しくないのも特徴です。これまでITに疎遠だった先生方でも、マニュアルなしで使えるシンプルな仕様になっています。

■効率的な「一斉学習」可能に
 授業では、学習内容を全て「見せない」ことで効果が上がる場合があります。
 そこで、教科書を伏せ、「デジタル教科書」を使って「見せたい部分だけ」を「一斉に」見せることで集中力を高めることができます。
 本文だけ、絵だけ、フレーズだけ等々、学習目的ごとに表示方法のバリエーションを変えてありますので、ここぞ、というときの説明をする際、一斉に集中させることができるわけです。

 例えば各単元の冒頭にあるリード文を拡大し、みんなで一斉に読むことで、その授業のねらいを明確化することができます。
 また新出漢字は、必要なときに意味や用例、書き順を呼び出すことができます。
 資料やワークシート等についても、きちんと学習指導書と対応してありますので、安心してご指導のサポートに活用して頂けると思います。

■クオリティの高さに自信
 文章から挿絵、フォントまで、著作権処理を含め制作にはかなり手をかけています。また、国語の教材は領域ごとに異なった内容になっていますので、一本一本異なるソフトを作るのと同じ手間がかかりましたが、その分クオリティには自信を持っています。

 現在HP等で体験版を配布していますが、これは現場の先生のご意見をお聞きするためのものです。先生方のご意見を反映し、よりバージョンアップした最終製品版の見本が夏には完成予定です。ご期待ください。

 ひとつ心配なのは、プロジェクタの整備状況とその性能ですね。スクリーンとの相性も大事です。少なくとも「教室を暗くしないと見えない」プロジェクタでは、授業の活性化は難しいと思いますね(笑)。

 ※「国語デジタル教材」は、CD−ROMから起動して使用できるほか、コンピュータやネットワークサーバのハードディスクへインストールして使用することもできる。

■OS:Microsoft(R)Windows(R)98、Me、2000、XP(日本語版)
■CPU:Pentium(R)III 600MHz(または互換CPU)相当以上推奨
■学校フリーライセンス予価:各学年税込52,500円

 問合せ:TEL 03-3493-4742
 光村図書 http://www.mitsumura-tosho.co.jp

より分かりやすく、シンプルに
大日本図書
「たのしい理科『教師指導書別冊・IT活用編』」

 大日本図書では、小学校教師用の「たのしい理科c教師用指導書別冊・IT活用編d」を制作、現在体験版を配布中だ。担当者の市川治氏に、その開発意図を聞いた。

◇ ◇ ◇

 「あまり複雑なものを作っても、学校の先生には使いにくいものになる。単純な作りのほうが授業をしやすいのでは、という意見から、小学校理科のプロジェクタ教材作りが始まりました」。既に発売されている中学校版理科プロジェクタ教材は教科書を忠実に再現しているが、小学校版は、画像や動画中心になっている。これは、小学校の先生自身による「小学生の場合、子どもに見せる際、余計なものはないほうがインパクトがある」という意見を取り入れたもの。「見せたいものがきちんと見える」「インパクトを与えられる」教材の実現のために、その画像や写真のクオリティには自信を持っている。画像データは、拡大・縮小も可能だ。また、静止画だけではなく動画にも書き込みができる。

 小学校の場合、理科が専門ではない先生も多いので、必要に応じて画像の解説も別ウィンドウで出せるようになっている。また、自分が撮影したデータを利用し、先生が自分でプロジェクタ用教材を自作できるツールも付属しており、それぞれのスキルにあわせた使い方ができる仕様になっている。児童でもプレゼンテーションが簡単に作れることができるツールなので、利用価値は大きい。

 現在、現役の理科の先生を中心に、教師用指導書策定委員会を設置、制作を進めており、今年度末までに教科書の全単元・全学年(3〜6年)を網羅した、「教師用指導書別冊・IT活用編」としてプロジェクタ教材(CD−ROM版を予定)を出す予定だ。

メダカ モンシロチョウ
クオリティの高い画像でインパクトを

6月より体験版を配布中。希望者は大日本図書C&VセンターTEL03・3561・3550まで。
 大日本図書
http://www.dainippon-tosho.co.jp

教科書・学習指導要領準拠型
ラティオインターナショナル
「プロジェクタ教材・マスター教材」

 「プロジェクタ教材」「マスター教材」は、知識吸収の源は「教科書」と「一斉授業」にある、というコンセプトのもと、プロジェクタを活用した効果的な授業提案のために開発された教材だ。

 先生と生徒の知識伝達の架け橋である「教科書」をプロジェクタで投影し、「動く教科書」として提示する。ネットワークはもちろん、スタンドアロンでも使用できる。

 プロジェクタから教科書のページがそのまま投影され、効果的に一斉学習を展開することができる。また、プロジェクタで投影された教科書のページ上の実験や図版、写真をクリックすると、拡大、アニメーション、動画が展開され、生徒の授業に対する集中度を高めることができる。

 プロジェクタ教材には「教科書準拠型」と「学習指導要領準拠型」の2種類あり、小学校算数・小学校理科・中学校理科・中学校社会科(地理)がある。
 中学理科・中学社会など、学ぶ知識が高度になり、理解の手順や解説・図版の重要性が増す授業には、教科書準拠型となっている。
 また、反復・訓練などで身につける知識は、必ずしも教科書の展開にぴったり一致している必要がないため、小学算数・小学理科は学習指導要領準拠型となっている。

アニメーションや動画もワンクリックで展開
アニメーションや動画もワンクリックで展開

 価格は、小学校算数・各学年単価3万3600円(税込)、中学校理科・一単元2万1000円(税込)、中学校社会科地理19万9500円(税込)など。問い合わせはラティオインターナショナル(TEL03・3815・3037)まで。

 HPからは、カタログのダウンロードもできる。

 ラティオインターナショナル http://www.ratio.co.jp/

ネットワーク時代のスケーラブルGISシステム
ESRIジャパン
「ArcGIS製品」

 現在放映中『様々なデータから世界の問題を探るNHKスペシャル「63億人の地図」でGISツールを提供』番組制作に携わっているESRIジャパン。教育ジャンルでは、小学校や高等学校にシステムを提供、プロジェクト支援を行っている。

  ◇ ◇ ◇

[事例紹介1] 日立市立助川小学校「のびゆけ日立〜かみね公園を調べよう」

 かみね公園での体験的な学習を通して動物の生態系、自然環境、来客数・客層調査、動物園・レジャーランドの歴史などを学ぶとともに、地域社会の一員としての立場や役割を児童自らが考え、行動する力を養うことをねらいとした学習プログラム。
詳細:http://www.esrij.com/solution/education/report_1.shtml

[事例紹介2] 富山県立富山西高等学校 土木科「婦中町のバリアフリー化」

同校土木科にて30年来行われている3年生の課題研究(週におおよそ2日間・各3時限)の中で「GISによる婦中町のバリアフリー化」について調査したものをArcGISを利用、地図上にデータベース化し、結果を研究。GISについて全く知らなかった生徒たちが、自らGIS(地理情報システム)について学び、研究テーマを決め、調査、調査結果をもとにArcView8.2を利用してバリアフリーマップを作成した。

詳細: http://www.esrij.com/solution/education/report_2.shtml

■ArcGIS製品 こんなことに活用できます!

  • 季節の昆虫、草花マップ(動植物の生態系調査と保全)
    身近で発見した昆虫、草花などを地図上にプロットし、発見時期、種類、様子などの情報を蓄積し、季節の移り変わりや分布状況を観察、自然環境に対する考察を深める。
  • 地域のゴミマップ(不法投棄の実態調査と改善)
    身近で目にしたゴミの放置状況を位置、ゴミの種類、写真などの情報として蓄積し、生活環境の保全や改善、道徳心に対する考察を深める。
  • 主要ルート上の点字ブロックと段差マップ(バリアフリー実態調査と課題)
    学校から最寄駅、最寄駅から主要公共施設間のルートに従い点字ブロックの設置状況、階段や歩道橋などの状況を調べ、地図化し、福祉に対する考察を深める。
  • 危ない場所と通学経路マップ(危険箇所の実態調査と改善)
    生徒の視点から見た危険な箇所を地図化、通学経路との関係を調査し生活環境における安全に対する考察を深める。

ArcGIS製品:マップArcGIS製品:画像Arc GIS [ESRI]

ESRIジャパン

活用法は様々・ビデオ編集ソフト
カノープス
「Let's EDIT」


 ハイレベルな技術が簡単に! 
 待ち時間ゼロで直感的に操作が可能

 リアルタイムにビデオ編集が行える画期的なビデオ編集ソフト。テレビ局でも使用されている放送用商品の基本性能を、そのまま教育現場に実現、画質・編集速度・使いやすさにこだわった。

 ソフトウェアだけで、高性能な技術がシンプルな操作画面&操作手順により、子どもやビギナーでもすぐに理解、直感的に操作できる。従来の編集ソフトに比べ、編集再生時の待ち時間が「ゼロ」という画期的な特長を持つ。

【活用例】
「学校・学級紹介」「ともだち紹介」「ニュース番組」「修学旅行」「運動会」など、調べ学習やまとめ学習、グループ学習、その他 美術などでも使われている。

○情報社会科で
ニュース番組などを自分たちでつくり上げ、メディアや情報について学ぶ。

○国語科で

クラス紹介ビデオづくりなどを通し、脚本づくりやインタビューで言葉や文章表現力を身につける

○まとめ学習で

修学旅行や運動会などの学校行事を計画的に取材・撮影し、効果的にまとめ、表現する。

○特別授業で
文化祭・学校祭等で、手作りの自主制作映画やドキュメンタリー番組などを制作、上映会を開催する。


※カノープスでは体験プログラムを実施中。練習用の素材CD-ROMも付いているので、ビデオカメラやIEEE1394端子の付いたパソコンが用意できなくても、ビデオ編集の体験ができる。
※体験版配布中!映像に半透明の文字で「体験版」の文字が入るが、その他は製品版と同等。


詳細:http://www.canopus.co.jp/school/download.htm

canopus