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授業を効率up・効果的に
新規バージョンで機能追加・使い勝手よく
 「MasterEye」はスイスで開発された、学校のコンピュータ教室で画面転送やリモート操作等を行う授業支援ソフトウェアだ。全世界で4万本以上の抜群の導入実績を誇り、日本では2003年8月から発売を開始して以来、大学・公私立高等学校・高等専門学校・企業の研修室等で利用されている。

 先生PCから生徒PCへの画面転送機能を基本として、授業に必要な機能のみを操作性・安定性・低価格をコンセプトに実現している。利用方法は簡単。LAN環境さえあれば、後は先生PCと生徒PCにインストールするだけ、面倒な設定やサーバーは必要ない。主な機能は、クリック一つで起動できる専用のショートカットバーで操作できるので、マニュアル不要、インストールしたその場からすぐ利用できる操作性の簡便さが特徴だ。

 新規バージョンを近日中にリリース予定。アプリケーションの一斉起動、ウィンドウを指定しての画面転送、生徒のインターネットの閲覧をクリック一つで禁止するなどの機能が追加されている。

試用版の請求はホームページから(無料)
http://www.eltex.co.jp/MasterEye/
※試用版は生徒PC3台まで利用可能なユーザー数限定版(機能・期間制限なし)

価格設定(全て税込み)
10ユーザー版 14万7000円
25ユーザー版 22万8900円
50ユーザー版 36万5400円
※ユーザー数は先生用PCへの接続可能な生徒用PCの台数を表す

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▼鹿児島育英館
 中学・高等学校

 同校では教科「情報」開始に伴い、スムーズな授業展開のため、授業支援ソフト「MasterEye」を高校のPC室に導入した。教務主任の松井博文先生は「初見で先生方が使いこなせるもの、必要な機能は十分あり、かつ導入費用が負担にならないものを探していました。・MasterEye・は、必要性を感じていた機能が過不足なくあり、操作方法も簡単です。生徒たちの集中力も増すようになり、PC教室を活用しやすくなりました」。

▼徳島県・新野高校
 新野高校では、PC室に「MasterEye」を導入している。中原先生に感想を聞いた。「独立したソフトとして動き、ネット内で通信しながら動いているので、付加が少ない点、使いやすい点が良いですね。高校生といってもその力量不足の理由など、生徒の背景はまちまちで、一斉指導で改善できるわけではありませんので、個々の生徒状況をチェックするために役立っています。生徒がきちんと授業に参加しているかどうかも分かりますし、作業中の生徒画面をプロジェクターに投影したり、クラス全員に転送して解説することが出来るので、授業の効率アップに役立っています」。

主な機能

新規バージョン追加機能

動作環境
OS  Windows(r)2000/NT4/XP
メモリ 128MB以上(256MB以上推奨)
CPU Pentium(r)400MHz以上推奨
HD空容量 30MB以上
通信プロトコル TCP/IP
ネットワーク Ethernet100Mbps以上

【2005年5月7日号】