コンピュータ教室や普通教室では、コンピュータを使った授業で様々な形式のコンテンツを利用します。ＷＥＢページ、Ｗｏｒｄ・Ｅｘｃｅｌ・ＰｏｗｅｒＰｏｉｎｔファイルや画像ファイル、ＰＤＦファイル等多種多様なコンテンツを利用し、各々の工夫を加える事で多くの生徒が興味を持つ授業を実現している先生は多いかと思います。ここで問題になるのは、これらコンテンツが個別に存在していると言うことです。授業の中で１つのコンテンツのみを利用する分には問題はありませんが、ファイルが見つからなかったり、別なファイルを利用する度にウインドウの切り替えをしなければならない事を考えると、短い授業時間の中で一度に沢山のファイルを効率よく利用する為には授業の中身とは関係ない部分での工夫が必要になります。

ＭａｓｔｅｒＰｌａｎｉｔはこれらのファイルを一括管理し、様々な形式のファイルを１つの教材として利用することを可能にする事で、授業で利用するためのトータル教材の作成が可能になります。

Ｗｏｒｄ文書やＵＲＬ、ＰＤＦファイル等を一覧管理（利用する順番に並べ替え可能）し、一覧上に存在するファイルをクリックすれば専用のウインドウにその中身を表示します。例えば、Ｗｏｒｄ文書や画像ファイル等であれば専用のウインドウ上に表示させるだけでなくその画面上で編集する事も可能です。ＵＲＬをクリックすれば、Ｗｅｂコンテンツが表示されるだけでなく、リンクをクリックする事によって他のＷｅｂページに行く事もできます。管理はチャプター（授業の項目）毎にファイルを分ける事もでき、且つコンテンツの表示時間の設定や、説明のためのメモ書機能もついています。

　また、２００５年４月にリリースが予定されているＭａｓｔｅｒＥｙｅの次期バージョンと併用すれば、専用ウインドウのみを生徒用コンピュータに画面転送する事も可能になり、より一層効果的な授業を構成することができる様になります。

　基本的な教材作成の流れは、「授業の項目（チャプター）を作りそのチャプター毎に必要なファイルを一覧に追加し、必要に応じて表示時間の変更やメモ書を入力する」という非常に簡単な操作で行え、面倒な設定等は一切必要ありません。基本的なメニュー自体が少ないので、操作は直感的に習得できます。ぜひ学校で利用する標準的なソフトとしての利用して頂きたいと思っております。

【2005年2月5日号】