コンピューター教室で利用する支援ソフトには画面転送やリモート機能等多くの機能が用意されているが、それぞれ単独で利用するだけではその効果は半減してしまう。
効果を最大限に引き出す為には、それぞれの機能を授業の流れの中に効果的に組み込む事が必要となる。しかし、一言に「流れに組み込む」と言ってもソフトの操作性が悪ければ、逆に流れを妨げたり、利用者によって効果に個人差が生じてしまう場合がある。
MasterEyeでは授業の中で良く使われる機能だけがコンパクトに、そして操作性良く用意されているので授業の流れを妨げる事もなく、誰でもすぐ利用でき個人差も生じない。例えば、授業課題を生徒に配布する場合、ファイル送信機能を使う事により、電子メールを送る様にメッセージ+ファイル(複数可)という形式で生徒に課題の電子ファイルを一斉(個別)に送信できる。送信した課題の説明は、1クリックで起動可能な画面転送機能を利用し、先生用PCの画面をその場でリアルタイムに生徒用PCに転送しながら行えばより効果的に行える。画面の転送モードはクリックのみで最小化・ウインドウ・全画面モードに随時変更可能であり、全画面モード選択時は、生徒用PCのキーボードとマウスはロックされる。画面管理機能を利用すれば、課題作成中の生徒用PCの画面を一覧で管理する事が可能であり、監視目的であれば、生徒が利用しているアプリケーションを文字ベースで確認できる機能も用意されている。
次回は授業の中で各種機能を複合的に利用する方法を紹介する。
【2004年10月9日号】