連載
「MasterEye」でできること
2.豊富なプレゼン機能
画像転送型授業支援ソフト「MasterEye」は、スイスにおいて先生が先生のために開発したソフトウェアである。具体的に、「MasterEye」でどのようなことが可能になるのか。今回は「豊富なプレゼン機能」について紹介する。
プロジェクター等を利用して生徒に教材等を見せるとき、見せ方・説明方法によって生徒の理解度は大きく変わる。印刷されたものであれば生徒は個別に前に戻って確認できるが、画面に表示されているものは、表示されている間に確実に理解する事が必要となる。
MasterEyeには、この「見せ方(視覚での理解)」の向上を目的に、専用のツールバーからクリックひとつで利用できるプレゼン機能が豊富に用意されている。
特徴的なのは、対象となる電子教材を選ばない事だ。Webページ、表計算ソフト、ワープロソフト、プレゼン資料作成ソフト等、PC画面に表示できるものであれば特別な設定作業等なしに利用できる。
基本機能は約20種類あり、その中でも「ポインタ機能」は、大きさ・向きを自由に変更可能な「矢印」や、168種類の各種アイコン、枠線やペン機能が利用できる便利なものだ。また、「拡大機能」を利用すれば、画面上のどこでも拡大可能で、マウスで自由自在に拡大場所の移動が行える。「カメラ機能」は、ポインタ・拡大機能等を利用した画面をその場で撮影してBMPやJPEG形式で保存できるので、授業の流れに応じて重要な場面を保存しておき、後で閲覧する事ができる。また、HTML形式へのエクスポートもできる。
その他、「スポットライト機能」「画面カバー機能(部分・全体)」「テキスト挿入機能」等がある。
【2004年5月8日号】