連載
「MasterEye」でできること
1.高速な画像転送
MasterEyeはスイスにおいて先生が先生の為に開発したソフトウェアであり、世界で2万校の導入実績がある。それでは、具体的にはMasterEyeでどんなことが可能になるのか。今回は「高速な画面転送」機能について紹介する。
PC教室で使用する授業支援ソフトウェアが持つ代表的な機能の一つに、画像・画面転送機能が挙げられる。授業の所々で模範例や教材等を生徒に見せるという、授業の流れを担う機能なだけに、操作方法も含め転送がスムーズに行えるか否かで授業の効率やわかり易さに大きな差が出てくる。
MasterEyeはソフトウェアのみで高速な画面転送機能を実現し、操作も先生PC画面に表示される専用のショートカットバーからクリック一つで行える。
授業の流れの中では、マウス操作さえ余計な動作の一つかも知れない。そこでMasterEyeでは専用のキーパッド(オプション)を用意した。転送ボタンを押すだけで画面転送を行うことが可能になっている。
画面転送は先生用PCに表示できるものであれば、静止画・動画を問わず可能であり、基本機能の一つである「オーディオ機能」を併用すれば、画像と音声を同時に転送できる。
「プレゼン機能」を併用すれば、転送した画面を電子黒板として使用する事もできる。豊富なポインタや拡大鏡等を使用してわかり易い教材説明を実現できる。
また、「リモート操作機能」で、特定の生徒のPC画面を模範例等として他の生徒PCに転送できる。
【2004年4月3日号】