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「FileMaker Pro 7」で キャンパスツールを開発 |
同志社大学(八田英二学長)、同志社女子大学(森田潤司学長)およびファイルメーカー株式会社(宮本高誠社長)は、産学共同プロジェクトのもと、両大学の学生6名により
「こんなん欲しかってん キャンパスツール」を設計・開発、このほど完成させた。同ツールは一般公開されており、同志社大学及びファイルメーカー社のホームページから無料で提供されており、アクセス数はかなり多いという。
「こんなん欲しかってん キャンパスツール」は、
FileMaker Pro 7データベースソフトウェアを使用して開発された、キャンパスライフを楽しく快適に送るためのツール。学生時代だけではなく社会人になってからも役立つツールをコンセプトに「授業tool」「資料tool」「住所tool」で構成されている。
このうち「授業tool」は、授業ノート、配布ファイル、提出課題など、授業に関するデータをひとつのファイルにまとめて管理できる。講義ごとにまとめることができ、ワードやエクセル、パワーポイント、デジカメの写真など、どんなファイルでもこのツールに取り込んで保存できる。検索や一覧表示、課題提出締め切りまでの日数も分かる。
「資料tool」は、レポートや卒論を作成する際に参考にした書籍、論文、雑誌、新聞、WEBサイトなどをまとめて管理できるというもの。参考文献の一覧表の表示、作成が簡単に行え、参考資料はリンクされる。
「住所tool」は、メールの送信、宛名のラベル印刷、宛名印刷などができる住所録ツール。在学中だけではなく卒業後も同窓会やクラス会その他に役立つ。電話番号も複数登録可能。
プロジェクトメンバーは、1年次にデータベースについて半年間学び、授業の最終課題として開催されるコンクールで受賞した、選りすぐり。データベースを「ユーザーの立場から」構築、応用していく部分で、学生の企画力や発想力の柔軟性が発揮された。
メンバーの寛司(ひろし)絢子さんは「これまで、授業が終わった後、提出していたレポートは整理しきれず、処分することが多かった。けれど、自分が作成したものは自分の財産。ツールの活用を通して情報を集め、整理・管理する楽しさ、便利さを広めたい」と述べた。
同ツールはファイルメーカー プロ 7なしで使えるものもある。Win版、Mac版有。
▼ダウンロードはこちらから
■同志社ローム記念館
http://rohm.drm.doshisha.ac.jp/project/contents/
■ファイルメーカー(株)
http://filemaker.jp/campustool/
FileMakerProは、2004年に全世界で1000万本の出荷を達成している、代表的なデータベース。全米のトップ50大学のうち49大学が積極的に指導しているという。
【2005年4月号】