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教科「技術家庭科」の時間にテレビ会議システムを利用して授業を行なったのは、同市立戸田東中学校(2年生)と新曽中学校(1年生)の2校2クラス。教育センター間で、埼玉県教育委員会の「・情報モラル教育・指導資料」を用い、50分の授業が時間帯を分けて行われた。
講師は、情報モラル教育に詳しい同市IT推進担当、榎本好伸氏。大型液晶モニターと発信用のテレビカメラが用意された教育センターから、中学校のパソコン教室内にある液晶モニターとコンピュータ画面へ一斉配信された。また、3月2日には同市立美女木小学校、同月24日には同市立戸田南小学校でそれぞれ教科「総合的な学習の時間」内に同システムを活用した同様の授業が行われている。
これまで教員研修や一部の小中学校での利用にとどまっていた同システムだが、今後は学校の指導計画に盛り込んだ利用法も考えられており、双方向性を活かした積極的な利活用が期待される。
【2005年4月9日号】