文部省予算・平成17年度
デジタルテレビのメリットを学校教育に
モデル地域3ヵ所で
サーバ型放送などを研究
地上デジタルテレビのメリットを学校教育に生かす−−平成23年にアナログ放送がデジタル放送に完全移行する計画の中、文部科学省は「良質な番組を活用した『わかる授業』の実現」、「サーバー型放送を利用した良質な教育用コンテンツの充実と容易な授業利用」などの活用方向を提言した「教育における地上デジタルテレビ放送の活用に関する検討会」報告書(04年5月)の趣旨を踏まえ、「地上デジタルテレビ放送の教育活用促進事業」(2億2000万円)を17年度予算要求に計上した。
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全国3か所のモデル地域(各研究校8校)を公募し、1実践事例の蓄積2教員が教材を容易に制作できる教材開発支援ソフトの開発、などを委託する。委託先は、教育委員会・放送事業者・機器メーカーなどによる協議会。
サーバー型放送は、例えば「小学6年生」「算数」とサーバに入力しておくだけで、対応するメタデータが付された番組が自動録画されるなど、容易にコンテンツが収集できる。そのコンテンツを校内ネットワークで教室からも利用できる。
【2004年9月4日号】