教育家庭新聞・教育マルチメディア新聞
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文教市場 企業のスタンス
高い画面転送技術
全米でも導入進む
株式会社エルテックス 
マルチメディア事業推進室

内田 清隆氏

株式会社エルテックス 内田 清隆氏 ヨーロッパやアメリカで4万教室モノ導入実績を誇る、PC教室支援ソフト「MASTER EYE」。(株)エルテックスでは、「MASTER EYE」の日本での販売を請け負っている。3月末、スイスのマスターソリューション社で開催された第一回世界会議に参加した内田清隆氏に、欧米での「MASTER EYE」の評判を聞いた。

 マスターソリューション社は、教育ソフトウエア専門の開発会社だ。その中心となる製品「MASTER EYE」は教師が教師のためにデザインしたものだ。

 「『MASTER EYE』は、イギリス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパと、アメリカを中心に導入されています。スイスのKaufmannische Berufsschule Langenthalという職業訓練校(日本の商業高校にあたる。15歳以上が在籍)では、エクセルやワード、パワーポイントの授業を、マスターアイを使って進めています。特に近年、アメリカでの導入が進んでいます。直感的に使用できる簡単さ、低コスト、画像転送技術の高さが評価されているようです」。

 「MASTER EYE」の画像転送技術は高い。比較実験によると、他社製品では転送できなかった複雑な構造の画像も転送することができたという。また、導入コストの低さは、各国とも、予算はそう潤沢とはいえない実情から、歓迎される特質だ。

 会議には、既に「MASTER EYE」を導入している欧米始め、まだPC教室の導入が進んでいないメキシコやブラジルなど、これから導入の可能性がある国々からの参加もあった。

 「ヨーロッパは『MASTER EYE』の導入も3〜5年かかっており、日本同様ゆっくりタイプ。米国は迅速に導入が決まっていく、という傾向があるようです」。「MASTER EYE」が日本に上陸して約半年。ここ数か月で、県立の高校や職業専門校などに導入が決定し始めている。今後の展開が注目される。

●連載 「Master Eye」でできること
→ 2.豊富なプレゼン機能 (04/05/08号)
→ 1.高速な画像転送 (04/04/03号)


【2004年5月8日号】