光通信工作に 真剣なまなざしで集中 |
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7月2日、3日。東京都八王子市でアジレント・テクノロジー株式会社による「第6回こども科学実験教室」が行われた。会場には抽選によって選ばれた児童とその親ら約200名が足を運び、通信について解説するサイエンスショーや工作教室を通して科学の魅力に触れた。
演劇と実験を交えたサイエンスショー「あなたは何を伝えますか」では、オンライン自然科学教育ネットワーク(ONSEN)のメンバーが中心となり、古くはオルゴールを用いた振動の伝わりから、モールス符合、有線、無線、光通信までの流れを平易に紹介。
工作教室「光通信で遊ぼう」では、LED(発光ダイオード)を使った送信部とフォト(光)トランジスタやイヤホン等からなる受信部を作成した。同社社員からのアドバイスも受けながら、児童は真剣な眼差しで工作に集中、イヤホンを通して聞こえてくるメロディICの音色に、児童は光通信の力を体感したようす。
一昨年から3年連続で参加している6年生の少年は(日野市在住)は「実験が楽しくて科学は好き。実験教室は登場人物が個性的でおもしろいし、ストーリーも楽しい。来年から参加できなくなるのが残念」と感想を述べた。
5年前から同社の社会貢献事業の一つとして実施され、科学の不思議やおもしろさを体験できる同教室。毎年、年に一回八王子と神戸で行われており、小学校4・5・6年生が無料で参加できる。
今年度の神戸市での開催は8月20・21日に予定されており、募集は7月末から8月初旬頃にかけて行われる。
【2005年7月9日号】