新規高等学校卒業者の就職率は９２・８％で、昨年同期の９１・２％を上回ったことが、文部科学省の高等学校卒業予定者の就職内定状況調査（平成１８年３月末現在）で分かった。

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　男子は９５・０％、女子は９０・０％で、昨年同期に比べともに１・６ポイント上回った。

　学科別では高い順に、工業（９７・３％）、水産（９５・３％）、情報（９４・７％）、商業（９４・４％）、農業（９４・２％）、福祉（９３・２％）、総合学科（９２・３％）、家庭（９１・３％）、普通（８９・１％）、看護（７２・８％）となっている。

　平成１５年度の高等学校新学習指導要領の実施により、学科として設置された「情報」については、まだ３年目で就職希望者数が全体で３０１人と少ないが、就職率は３番目の高さになった。

　また、都道府県別では、就職率が高い県は、福島県（９８・７％）、山口県（９７・６％）、秋田県（９７・４％）、福井県（９７・３％）、富山県（９７・１％）の順。低い県は、北海道（８１・３％）、沖縄県（８３・９％）、大阪府（８８・４％）、高知県（８８・５％）、青森県（８９・１％）といった状況になっている。


【2006年6月3日号】

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