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■「池田小事件」契機に
「スクールガード 開発」
「平成13年起こった事件では、教室内に女性教員が1人で、事件の勃発を知らせようにも校内電話が使えず、職員室まで走り110番をかけて帰ってきたら、既に生徒が教室内で倒れていた、という痛ましい事件でした。それ以後『被害を最小限に防ぎたい。先生が持ち場を離れなくてもすぐその場で職員室などに通報できるシステムがほしい』という要望を受け、『スクールガード』を開発しました」。
学校用緊急通報システム『スクールガード』は、各先生方がリモコンを携帯さえしていれば、緊急事態発生時にボタンを押すだけで、すぐに職員室に通報することができる。
ボタンが押されると、サイレンが鳴ると同時に、職員室の受信機に教室番号が表示されるので、即アクションを起こせる。ボタン1つのアクションで済むというのは緊急時において、重要なポイントだ。
サイレンが鳴る「緊急通報」と、鳴らない「連絡通報」ができるので、教室内などで何か困った事態が起こり人手が必要なときにも対応できる。
■導入コスト・ランニング
コスト・拡張が格安
職員室に「受信機」を、各教室に「送信機」を設置、先生は授業中リモコンを携帯していれば、誰でもすぐに使うことができる。また、職員室以外にも、学校長や園長先生などの自宅や携帯など、最大6箇所まで通報できる。
【2006年5月6日号】