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防犯特集
防犯カメラ
導入には“コーディネート”必須
リース契約でリーズナブルに
池田真人氏
池田真人氏
 防犯カメラ事業では40数年の実績を持ち、学校を始め幅広い顧客ニーズに対応している日本ビクター(株)の池田真人氏に、防犯カメラ導入のポイントを聞いた。

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防犯カメラ導入のポイント
 京都府宇治市の学習塾「京都宇治神明校」での事件では、塾内部の人間の犯行が問題視されました。内部犯行もあり得る、という事実は保護者にとっても塾関係者にとっても衝撃でした。

 「防犯カメラ」の設置は、1.犯罪抑止 2.侵入監視 3.犯罪記録 の3つの効果を生みます。カメラは犯人を捕まえることはできませんが、内部防犯抑止効果は確実に上がります。しかし防犯効果を上げるためには、正しい運用知識が必要です。どこに置くのか、何台置くのか、録画画質はどの程度まで上げるのかなどです。学校や塾の規模にあわせ、必要な性能や機能が変わってくるので、機器選定と設置調整にはコーディネートが必要です。防犯カメラを街の電気屋で購入してきて自分でつける、といったものでは、防犯レベルの向上はそれほど期待できません。

 防犯カメラ導入時に問題になるのが導入コストと、どのレベルまで防犯効果を高めるために何台設置するのか、という点です。目安として、記録装置ナシの場合でカメラ3台設置ですと50万程度、記録装置ありの場合は110万程度とお知らせしています。設置時には撮影エリア、そして記録装置の画質のレベルをどの程度にするか、また、どの程度の期間保存するかを決定する必要があります。このような部分を十分に検討しないと効果が発揮できないのです。また、人が入ってきたときだけ記録する機能もあります。防犯の見地からも、配線や機器設置には専門家の工事が必要です。そうしないと「防犯カメラをつけたけれど、電源を切られて犯行が行われた」ということが起こります。カメラシステムにいたずらをされないような機器選択、設置が重要です。

 購入経費に関しては、例えばリースでの導入はいかがでしょうか。一度に百万以上の経費を投資することは大変ですが、リースですと月々数万円での導入経費となり、また、リースアップ時を新たなシステム導入への目安とすれば、進化する防犯カメラ機器に対応していくことも容易になるでしょう。

 塾の安全管理が注目されている今、防犯カメラの導入を進めることは、子どもたちを通わせる保護者に対して、安心な塾であることののPRにもつながるのではないでしょうか。

▼問合わせ先
 日本ビクター株式会社 TEL03-3663-5862
 http://www.jvc-victor.jp/pro/education/safety_camera/

【2006年5月6日号】


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