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携帯使った自由研究
ボーダフォンモバイルエコスクール開催

 自然、科学、環境をテーマに、携帯電話を利用した自由研究を実践するコンテンスト「第3回ボーダフォン・モバイル・エコ・スクール2005」(主催 ボーダフォン株式会社▽後援 駐日英国大使館ほか)の最終審査・表彰式が11月21日、日本科学未来館で行われた。グランプリチームには、まったりチーム(京都市立堀川高等学校=京都府)が選出され、賞金20万円とチーム全員にイギリス研修旅行が贈られた。

グランプリ受賞者の皆さん
グランプリのプレートを手にする
「まったりチーム」のみなさん

 グランプリを受賞した「まったりチーム」は研究「紫外線と光化学スモッグとの関連性の調査―紫外線測定器、光化学オキシダント・窒素酸化物の濃度測定器の開発―」中で、同社の携帯電話を使用した高精度な「紫外線測定器」と「簡易分光光度計」の発に成功。

 紫外線強度を正確に測定できるため、光化学スモッグ等の環境問題を本格的に研究できる精度を備えるという。

 03年からコンテストに参加している中山浩先生は「市販されている機器にも匹敵する精度のものを作ることができた。設計図があるので、工業高校等ならすぐに研究に利用できるはず」と述べ、開発した2つの測定器が今後の学校教育の場で活用されることに期待する。

 同チームの小川薫さんは「研究のために午後11時頃まで学校に残ったり、休日も使った。しんどいこともあったが、楽しみながら研究することができた。本当に嬉しい」と受賞の喜びを語った。

 このコンテストは、同社の社会貢献活動の一環として、03年よりスタート。全国の高校や専修学校、各種学校、高等専門学校の1〜3年次の学生チームが応募でき、書類審査を経た上位6チームには同社の携帯電話が貸し出されるほか、助成金として10万円を上限とする研究活動費、備品購入費が提供される。

 堀川高校は03年度に続いて2度目のグランプリ受賞。


【2005年12月3日号】


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