■携帯電話むけ電子書籍
が市場の成長を牽引
同書はPC/PDA向けの伸びが鈍化してきているのに対し、携帯電話での利用が進んでいると分析。パケット料金定額制の普及や書籍1冊分が全てダウンロードできるようになったこと、文芸・コミック・実用書等の話題書が電子書籍として揃ってきたことなどが携帯電話向けコンテンツ好調の要因として考えられるという。
同市場の成長率は02年から03年にかけてが80%、昨年度は150%と、加速度的に成長している。
利用者の特徴は、PC/PDA向けコンテンツで男性主体に30代が中心であるのに対し、携帯電話向けコンテンツは女性主体で20代が中心。
10代の利用は、PC/PDAでの利用は最も低く、各社サイトを併せた平均で、3%に留まっている。だが、携帯電話向けサイトとなると様相は異なり、平均で20代の41%、30台の23%に次ぐ21%を記録している。若い世代においては、電子書籍の利用が携帯電話を中心に進んでいることがわかる。
同書は、電子書籍の市場や使用者の動向をまとめた調査レポートで、Web上でPDF版のダウンロード販売も行っている。
本文内容
電子書籍ビジネスの最新動向
▽電子書籍ビジネスの現状
▽電子書籍と出版社
▽電子書籍アンケートの結果
▽先行する電子辞書市場▽電子書籍ビジネスの課題
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同書に関する問合せ 03・5275・9052
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【2005年10月8日号】