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キャリア教育
中学生は職場体験を
文科省が事業拡大実施校を倍増
 兵庫県下の中学校で様々な企業、施設で1週間職場体験を行うトライアルウィークが行われているが、文部科学省は職を持たない若者が増加していることなどを背景に児童・生徒の勤労観、職業観を育成する手立てとして、「キャリア教育実践プロジェクト」事業を拡充することを決定し、平成18年度予算で概算要求した。

 中学校を中心に、5日間以上の職場体験を実施する「市町村キャリア・スタート・ウィーク実行委員会」を2020校から4040校に増やし、地域住民・保護者等への啓発活動を展開する予定だ。また、全国61地域に都道府県・指定都市キャリア・スタート・ウィーク支援会議を設置し、地域における職場体験推進のためのシステム作りを進める計画だ。

 さらに、キャリア・スタート・ウィーク地区別協議会を全国6か所で開催し、効果的な活動事例の普及や情報交換を行っていく。

 文部科学省は、変化激しい社会に児童・生徒が「生きる力」を身につけ、たくましい社会人・職業人として自立していくために、「キャリア教育が強く求められている」としている。5府省の関係閣僚によりとりまとめられた「若者の自立・挑戦のためのアクションプラン」(平成16年12月)や「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005」でも、キャリア教育の推進が重要視されている。

【2005年10月8日号】


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