文部科学省は9月22日、「ポスト2005のIT戦略の基本方針」をIT戦略本部の会議に提出した。
2006年以降の基本方針として、目指すべき5つの方向性を示した。その中で「IT環境整備の継続、充実」を盛りこんだ。新しい整備計画については現在検討中で、省内及び総務省等と詰めの調整している段階。コンピュータ整備の継続を要望中で、最終調整後年内に提示される予定だ。
目指すべき5つの方向性は次の通り。
- 自ら考え行動する個人の育成
- IT環境整備の継続、充実
- 情報活用能力の育成、ITを活用した教育の充実
- 個人の特性に応じた持続的な支援を実施
- 人と人との交流を通じた生涯学習の深化に向けた基盤の形成
- 人との交流や、知識の蓄積・活用が進展し、学習の効果をもたらす仕組みの構築
- 最先端の「知」の探求
- 先端的な情報通信分野の研究開発及び研究開発の情報化を推進
- 高度情報社会に対応した高等教育の活性化
- 心身ともに豊かな活力ある社会の実現に向けた文化の創造と発信・交流やスポーツの振興
- 発信と振興により、心身ともに豊かな活力ある社会を実現
- 学校、家庭、地域が連携した情報教育の推進や有害情報対策を推進
【2005年10月8日号】