教育家庭新聞・教育マルチメディア新聞
TOP教育マルチメディアニュース   バックナンバー
教員免許の更新制
評価の徹底ら「懇親会」が提言

 河村前文相科の私的諮問機関「これからの教育を語る懇談会」(座長・牛尾治朗ウシオ電機会長)は、教員免許更新制の導入や教員評価の徹底などを内容とする第一次まとめを提言した。

 第一次まとめは、教員改革、学校・教育委員会改革の具体的な方策として6項目を提示。まず、教員改革では、1教員養成の専門職大学院の設置2教員免許「更新制」の導入3優秀な教員の評価と処遇の改善、を提言。

 専門職大学院は、高度な専門性と実践的な指導力を備えた教員を養成するもので、教育実習などの教職専門科目の重点的履修、指導力に優れた現職教員や教育行政の実務家などの大学教員への積極的登用を図る。

 また、教員免許状に一定の有効期限を付し、更新時に教員としての適格性や専門性の向上を評価し、更新の可否を決定する。

 学校・教育委員会改革では、1住民の学校運営への参画促進ー学校評議員・学校運営協議会の全国化2学校評価システムの確立と教員評価の徹底3教員人事や学級編成など市町村・校長の権限の強化、を提言。



【2004年10月9日号】