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すべての教員にITスキルを
e-Learning教員研修システム
  E−Learning教員研修システムが文部科学省により委託、清水康敬氏(メディア教育開発センター理事長)を主査として開発委員会が構成され、このほどWEB上に公開された。

 これまで授業でITを使ったことがなく、使い方も分からない教員がその方法を習得できるようにすることが目的。対象教科は、小・中・高等学校の主要5教科。小学校21事例、中学校25事例、高等学校17事例。ITスキル項目は、デジタルカメラからデータを取り込むなど「周辺機器と本体」に関する項目20、ソフトのインストール等「基本操作」に関する項目3、ワープロでワークシートを作る等「アプリケーションソフトの使い方」に関する項目48、「インターネット」に関する項目が20、計91項目が研修できる。

 授業実践では、プレゼンテーションソフトの編集機能を使った授業案や、デジタルビデオカメラを使用した取材・編集によるニュース番組の作成、具体的な操作活動を通して「分数」の概念を学ぶ、新聞記事データベースを使うなど、具体的な事例が展開されている。

 また、「ITスキル項目」では、プロジェクタの接続方法、操作方法やエクセルの表の作成方法、回線速度の調べ方、フリーソフトの見つけ方、アプリケーションソフトの使い方ななど、基本的なスキルから応用まで詳細にレクチャーされ、ビギナーから中級者まで、必要とされるスキルが身につくように工夫されている。


【2004年6月5日号】