一般会計は前年度比６・６％増の６兆７４０５億３２００万円を要求−−文部科学省の平成１６年度予算の概算要求主要事項がまとめられた。
　このうち、「学力向上アクションプランの推進」を大幅に拡充し４２・８％増の５６億３０００万円を要求。新規に学力向上支援事業を設置するほか、スーパーサイエンスハイスクールを４５校から７０校に拡充、またスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールを５０校から１００校に増やす。
　「子どもの読書活動の推進」も約２・５倍増の１１億６００万円。新規に学校図書館資源共有ネットワーク推進事業を実施するほか、学習拠点施設情報化等推進事業も継続する。
　また、子どもの居場所作りのため、「地域子ども教室推進事業」を新規に設置、１２５億５００万円を要求。学校に子どもの居場所を設け、スポーツや文化活動などを指導するボランティアを７０００校に各３名派遣する。
　「不登校児童生徒への通学支援体制づくり」、「学校安全及び心のケアの充実」も拡充。地域スクーリングサポートセンターを５００か所に。
　「特色ある大学教育改革の支援」も約２７０倍増の２１４億８０００万円。特色ある教育支援プログラム、ｅ−Ｌｅａｒｎｉｎｇ実践モデル事業を展開する。



【2003年9月6日号】