教育家庭新聞・教育マルチメディア新聞
iEARN 7月20日に
学習交流の世界大会 日本で


 iEARN(アイアーン=InternationalEducationandResourceNetwork)−世界的な学校交流の教育ネットワークは、1980年代に平和を願うアメリカと旧ソ連との高校生による交流をきっかけに誕生。現在約100か国、7000校、70万人以上の子どもたちがインターネットなどを活用し、年間100件を越す国際協働学習に参加している。

 日本の推進機構であるJEARN(ジェイアーン=JapanEducationAndResourceNetwork)はiEARN Japanとして、1985年以来の高木洋子氏によるテレクラス活動や学校間国際交流を土台に2001年コンピュータ教育開発センターの地域企画プロジェクトに採用され誕生した。
 このiEARNの第10回国際会議が7月20日から約1週間、関西学院大学神戸三田キャンパスで世界約70か国から500人、日本全国から延べ1000名の先生や生徒、教育関係者の参加を目標に開催。キーノートスピーチや各種ワークショップ・分科会が実施される。http://2003japan.jp/

 これに先立ちプレ研修会が、5月17日午後1時から5時まで、東京工業大学大岡山キャンパス西9号館コラボレーションルームで開かれる。
 高木洋子氏(iEARN 日本代表)の挨拶や赤堀侃司東京工業大学教授の講演、iEARN 第10回国際会議の取組み紹介、国際交流の実践報告(沖縄尚学高校、埼玉県立和光国際高校、取手市立取手第一中学校)。また、「国際交流は日本の教育にどう貢献できるか」をテーマにパネルディスカッションも実施。


【2003年6月7日号】