公立図書館等6669館に
11年度以降 新築264館、増築143館


 文部科学省の調査によると平成14年9月現在、全国に公立図書館等は公立図書館2664館、それに図書資料購入費を単独で予算計上している公民館・公民館類似施設4005館を含め6669館。
 図書購入費は、公立図書館が前年度比4.1%減の311億1582万円、公民館・公民館類似施設が前年度比20%増の25億1097万円。
 公立図書館のうち、業務委託を行っているのは465館(17.5%)で、市町村組合立(17.2%)よりも都道府県立(26.6%)の方が高い。委託の内容は、図書の貸し出し、返却、予約などの窓口業務といった専門業務2(7.9%)が最も多く、次いで図書の選定、収集、除籍、参考業務(レファレンス)等といった専門業務1(4.7%)、官庁業務、文書の保存処理、職員管理といった管理業務(2.6%)がこれに続く。
 また、平成11年度以降新築・増改築された公立図書館等は、新築が264館、増改築が143館。財源は地方債の活用(44.7%)が最も多く、次いで単独事業(自己財源)(37.6%)、国の補助金・交付金の活用(16.5%)、県、団体の補助金・交付金の活用(4.4%)となっている。

【2003年2月1日号】