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ネットワークを活用して学ぶ
職員室のOAフロア−化
グループウェア導入
岐阜県可児市立土田小学校


 岐阜県可児市立土田小学校では、2年生の生活科「やさいまつり」で子どもたちがコンピュータで野菜の育て方について一太郎スマイルでプレゼンテーション画面を作り、1年生に伝えている。
 また、同市立東可児中学校では、郷土を知るテーマの総合的な学習「I LOVE KANI」で生徒がインターネットやパワーポイントを使って学習している。同校は各学年3クラスで、学年ではなく、全校を縦割りにして総合的な学習に取り組み、生徒がパワーポイントを操作している姿も良く見かけるという。
 同市では、平成9年度から11年度にかけてケーブルテレビ網による地域イントラネット「コミュニティネット かに」を構築。最大10MBPSの回線で、市役所と市立小中学校15校、公共図書館、郷土資料館、児童センター等を結んでいる。
 この中で、学習・教育情報の1つとして、可児市の地域教材「可児の植物」、「美濃の焼き物と可児」、「可児の地層と化石」、「可児の公民館」を配信している。湿原の植物分布や美濃焼きの作り方などを画像と文で説明したもので、市の刊行物をデジタル化した(公民館の素材については教職員がオリジナルで作成)。
 同市の校内LAN整備の取り組みを見ると、13年度に市内全中学校の校内LAN整備し、16年度までに小学校のLAN整備を完了する予定で、コンピュータは普通教室に1台ずつ整備する予定である。
 同市の教育情報化の取り組みで特徴的なのは、職員室のOAフロア−化も15年度までに行うということで、公立学校としては珍しい。
〈データ〉……………………
 小学校10校、中学校5校。16年度までに普通教室にビデ出力機能を持ったノートパソコンを整備する予定。プロジェクタは各校に1台。
 教職員のためのグループウェアも導入する。業者に委託し市独自のものを開発する予定。