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ネットワークを活用して学ぶ
コンテンツの蓄積
県内の全教諭対象に
茨城県


 茨城県は指導用のデジタル教材や学習指導案、児童・生徒の作品などを利用・登録できる「茨城県スクール・ネット」を昨年11月に開設した。
 コンピュータを活用する学習に役立つコンテンツを「県が一括して提供するページを作ろう」と開設したもので、これまで県が作ってきたコンテンツや教員が作成したコンテンツが登録されており、向こう3年かけて充実したサイトにしていきたい考えだ。
 サイトは大きくコンテンツと掲示板からなり、コンテンツは幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校に分類・掲載。コンテンツの閲覧は誰でも自由だが、掲示板を利用するにはIDが必要で、県内の幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特殊教育諸学校のすべての先生を対象に職員番号に基づいたIDを配布している。
 掲示板では研究会や授業実践などの情報交換のほか、デジタル教材や授業案などのコンテンツもIDとパスワードを入力することで登録できる。また、子どもたちの情報交換や作品登録のページも開設予定。
 なお、登録されたコンテンツはすぐには公開されず、各教科の代表の先生からなる検討委員会(年5回)で検討後、アップされる仕組みになっている。
 県では、教員のIT指導力向上を目指す「ITサポート推進事業」により、3年前から小中学校、幼稚園から各校・園1名ずつの教員に年3回集まってもらい、研修を行っている。情報教育校内リーダの養成を目指している。
http://www.scnl.edu.pref.ibaraki.jp/