Eスクエア・アドバンス
携帯端末の学習利用
小学校で授業・開発へ
旺文社デジタルインスティテュートがアルプス システム インテグレーションと共同で企画提案した「携帯情報端末を活用したモバイル学習環境の実現」が経済産業省の「IT教育改善モデル開発・普及事業」(Eスクエア・アドバンス)に採択された。
携帯情報端末の機能を活かした新しいタイプの学習活動の実現を目指し、学識経験者、現場の教員、社会教育施設の担当者と共同でPDAを介して活用できる学習用ソフトウェアの研究・開発を進めている。
プロジェクトリーダーは静岡大学の堀田龍也助教授、授業協力などを行うのは大津市立瀬田小学校の石原一彦教諭、浜松市立都田小学校の小川雅弘教諭、海の中道海洋生態科学館の高田浩二部長。
子どもたちが入力した解答結果をレーダーチャートとして表示させるシステムや野外における調査活動で活用できるシステム、社会教育施設で館内見学を支援するシステムを来年3月までに研究開発する。
なお、IT教育改善モデル開発・普及事業はこの他全部で10のプロジェクトが採択されている。かっこ内は申請者。
「参加型オンラインデータベースを使った体験学習の実践」(ワールドスクールネットワーク)▽「発想支援型グループディスカッションツール」(松下電器産業)▽「岐阜県・算数コンテンツ活用法改善プロジェクト」(文溪堂)▽「自動翻訳を利用した国際交流授業支援システムの要件」(日本電気)▽「心も育つ理科コンテンツの開発と活用」(岡山県情報教育センター)▽「盲学校向けIT教育実践モデルの開発」(ソフト工房)▽「IT結晶技術であるロボット活用の先進的情報教育検証」(富士通大分ソフトウェアラボラトリ)▽「先進的モバイルを活用した博物館と連携した環境調査活動」(シャープ)▽「高品質映像伝送による次世代型遠隔交流の実証実験」(特定非営利活動法人 中国・四国インターネット協議会)。
(2002年12月7日号より)
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