全校から教員が参加し教科の指導案作成−和歌山県

         
                     e−Learning創造事業
 


 「身近な所や電子掲示版等に先生方が集まって、みんなで考えてもらうことが大切。学び合うこと自体がe−Learning」と語るのは、和歌山県教育研修センターの小山教育情報班長。
 和歌山県は、今年度から新世紀人づくり事業の一環として「e−Learning創造事業」(200万円)を高等学校、盲・ろう・養護学校を対象にはじめた。各教科等について、5人程度で1つのテーマを作り、来年度からの新教育課程の実施に向け、5、6時間の授業を想定した指導案とコンテンツを2種類ずつ作成。実際に検証として授業を行い、その評価や生徒の反応などを各チームにまとめてもらう。基本的にはすべての学校から1人以上、合計56人の教師で12チームが作られている。
 これは、教育の情報化を目指したもので、これまでの情報教育研修講座などの取り組みを発展させた。「多くの先生方に理解してもらうにはどうしたらいいか」という観点から考えられた。従来の一部のモデル校を指定するスタイルではなく、すべての学校を巻き込んだ形になっている。
 作られた指導案、コンテンツは和歌山県教育ネットワークに順次載せていく予定。

(2002年8月3日号より)


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