全普通教室などにPC−千葉県袖ヶ浦市

         教室のTVに画像出力 


 総合教育センターを核にしたイントラネットを構築し、インターネットに高速で常時接続している千葉県袖ケ浦市は、今夏に市内小中学校13校全校の普通教室、特別教室、保健室、校長室にディスクトップコンピュータを1台ずつ整備し、10月までには利用できるように準備を進めている。
 校内LANは2年前に整備済みであり、コンピュータの設置によりすべての教室からインターネットに接続できる環境が実現するわけで、インターネット上のコンテンツを利用して教科の学習の理解を促進する活動が展開されることになる。
 プロジェクタはまだ各教室にないが、教卓の横にほこりがかぶらないようなラックに格納されて設置されるコンピュータのディスプレイは必要に応じ児童生徒の方へ反転できる仕様になっている。また、コンバータにより教室のテレビにもパソコンの画面を出力できるようになっている。
 教室のコンピュータは学習用だけでなく、グループウェアを導入し出席管理や学級日誌の入力にも利用する予定だ。
 袖ケ浦市では、平成10、11年度に文部省(当時)の学校図書館情報化事業の指定を受け、すべての学校の学校図書館にも3台ずつ学習用のコンピュータが設置されている。学校図書館でインターネットやCD−ROMの利用ができるだけでなく、全校の蔵書がバーコード化され、検索できるようになっている。また、市内13校中10校が学校インターネット3の指定(13年度から15年度)を受け、高速回線を利用した研究に取り組んでいる。さらに、13、14年度と文部科学省の「不登校児童生徒の適応指導総合調査研究事業」にも指定されている。

(2002年8月3日号より)


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